マイナンバーに新たな欠点

衝撃的事実!なんとマイナンバーカードのチップには、
・住所
・名前(漢字)
・生年月日
・性別
しか、入っていないとのこと。
どうりで、実際に利用してみても何も効率的に見えないわけです。
この4つの情報をICチップに入れている事について解説します。

【ICチップには何でも入らない】

ICチップには、記憶できる容量に制限があります。
もちろん、近い将来は容量もアップできると思いますが、無限になる事は当分ないでしょう。
また、別の観点、セキュリティ的な側面や情報信ぴょう性の問題からも何でもかんでも入れるのはよくありません。

【住所を情報として入れているのは誤り】

マイナンバーカードのICチップに、
・住所
・名前(漢字)
・生年月日
・性別
が入っているとのこですが、そもそもの設計に誤りの可能性があります。
それは住所を入れた事です。なぜ、住所いれたのか?何か相当な特別な理由がない限り、あり得ない設計です。

なぜか?
システムエンジニアにおいては、各情報が持つ特性について検討してから、情報の管理方法を決めます。
マイナンバーカードの例で言えば、
・住所 更新頻度が高く、データとして長いので、容量が多くとれる場所に保管する
・名前(漢字) 更新頻度は低いが、インターネットの世界では利用できない漢字が存在しており、また、ひらがななどの補完情報がないと意味をなさない
・生年月日 原則更新頻度はゼロ
・性別 原則更新頻度はゼロ

【住所の取扱い】

上記のように、住所は、「更新頻度が高く、データとして長いので、容量が多くとれる場所に保管する」ので、容量の少ないICチップに保存するなど、ありえない仕様です。相当な理由がないとやってはいけません。
また住所は、新たに作られる可能性も高いわけです。例えば、市町村の統廃合などもあります。他にも、どれが正し住所なのか?という、古い住所の呼び方をする人もいれば、新しい呼び方をする人もいますし、言うなれば、もっともあてにならない情報なので、しっかりとマスター管理、どこかで一元管理をしなければいけません。
それをマイナンバーカードのICチップに保存など、正気の沙汰とは思えないのですが・・・

【名前の取扱い】

名前も結婚すれば、苗字が変わりますし、同じ漢字でも読み方が違う方もたくさんいます。
なので、名前(漢字)だけを持つ意味も、やはりほとんどありません。あっても読めないわけです。
なぜ、ICチップに保存しているのか理解に苦しむところです。

【正しい保存内容は?】

マイナンバーそのものだけです。しかも、マイナンバーそのもを暗号化したものでよいのです。
ちなみに、暗号化は2重暗号化にして、取り出し時に複合化その1、省庁に問合せ時に複合化その2をするとよいと思います。

このように情報とは、
・更新頻度=一元管理しないとどれが正しいかわからない
・データとしての長さ=保存場所を物理的に検討する

という基本側面がありますが、マイナンバーはそういうのは無視してるのでしょうか?

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