日本は米・韓より「偽情報にだまされやすい」?

時事ネタです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6495854
 「デジタル空間の情報との向き合い方を調べるため、読売新聞が日米韓3か国を対象にアンケート調査を実施した結果、米韓に比べ、日本は情報の事実確認をしない人が多く、ネットの仕組みに関する知識も乏しいことがわかった・・・・・」

との事ですが、いかがでしょうか?
情報を仕事としている私としては興味深い内容です。

【既に、常に、騙されている可能性がある】

ニュースを見ると、二次情報が多いのがわかります。マスコミはジャーナリズムなどと言っていますが、実際には一次情報は少ない傾向がありますね。
例えば、松本人志さんの件。
1.A子さんの証言・・・1次情報
2.証言からの文春記事・・・2次情報 → これを報道
なぜか、この2次情報で日本は大騒ぎです。2次情報は伝言ゲームです。しかも、この場合の伝言ゲームは情報の歪曲すら懸念されます。
海外ニュースですと、
1.BBCの取材・・・1次情報
2.取材ネタを報道・・・2次情報
3.BBCの報道をニュースで紹介・・・3次情報
普通に考えると、もう全然あてにならないですね。

【根本にあるのは性善説?】

日本人が、2次情報でも3次情報でも信じやすいのは性善説がありますが、私は違うと思います。
考える力、疑う力を養わない学校教育にあると思います。
個人的ですが、私は親にそういう「疑う力」を、養われました。といっても、我が家はそんな哲学めいた理由ではなく、単に放任主義だっただけなのですが(笑)。
具体的に私の親は、まとめると、”子供相手は面倒なので、自分で考えくれ。騙された?それはアンタが悪い。先生や親が正しいなら、特に世の中よくなってる”、という感じです。決して哲学めいた考えは私の親にはありませんw。単にその場しのぎの子供をあしらう理屈ですので(笑)
なので、多くの日本人の考え方と違うので、その視点で物を言うと、
・学校の先生は正しい根拠は?
・教科書が正しい根拠は?
・法律やルールは時代で変わるよね?
という感じです。
ですが、私が育った学校教育では、
・先生の言う事に従いなさい
・ルールに従いなさい
・社会や周りに合わせなさい
でした。もしこれらが間違ってたらどうなんでしょう?と、ちょっぴりひねくれた反抗期だった子供時代を思い出します(笑)。
人類の歴史でこれらが実現されて間違った方向に進んだ例として、第三帝国・ナチスドイツですね。
当時誰も悪いと思ってなかったのですから・・・

【情報の信ぴょう性を見抜くには?】

ですが、どうやって情報の信ぴょう性を見抜くのか?ですが、「その人・組織がその情報を言うメリットや背景は?」を考えて深堀するとよいと思います。
例えば、先日のモスクワでのISのテロ。ウクライナの関与とプーチン大統領は言いますが、そう言うメリットや背景はわかりやすいです。これは、日本人がロシア=悪という性悪説に立っているからわかりやすいです。
ですが、アメリカがアルカイダをテロリスト扱いした点はどうでしょう?実際には、1980年代にCIAとアルカイダは手を組んで当時、アフガンでソ連と戦っていました。その事実は日本では報道されず(アメリカではドキュメンタリーされてます)、アメリカの2次情報である「アルカイダ=テロリスト」のみが報道されています。
「本当にアルカイダは悪いのか?アメリカが悪者扱いした方がメリットがある??」と疑ってみると、違う側面が見えてきますね。
ですので表面的な情報だけではなく、その裏も考えてみましょう。

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