福祉会社さんのIT課題の実例

関西のとある福祉会社さんのIT課題のコンサルティング実例を少しだけ紹介します。

1.課題のヒアリング

1回目はどんなことに困っているのか、どんな課題を認識されているのか?今後の展望などを伺いしました。
こちらの会社さんは、福祉でも、デイサービスや老人ホーム、グループホーム、福祉器具のレンタルをされているそうです。

2.課題の関係性の図にしてみた

課題の関係図を一部お見せします。
赤・・・認識済みの課題
オレンジ・・・可能性がある課題
黒・・・経営や財務への影響
赤枠・・・本質的な課題
ここで注目していただきたいのは2点。

注目1:業務課題は経営の何に影響を及ぼしているか?

資金繰りが大変・・・では、お金をかりましょう!ではないのです。その前にできることがあるのです。
また、このような業務課題の積み重ねが経営や財務を圧迫していることを表しています。

注目2:課題の根本

では、単にリース機器を管理するITツールの導入で解決できるでしょうか?
「棚卸をしていない」「請求の集金率(集金管理をしていない)」ということは、業務フローが構築されていない可能性大です。まずは、業務フローを構築しないと、この会社さんに合ったITツールにならないかもしれません。
業務フローの中に、実はこの会社さんの強みが存在するかもしれません。その場合、ツールに無理にあわせて強みを失うことは、大問題です。
また、「PCにITに不慣れ」という根本的な課題が読み取れました。これは、IT成熟度をヒアリングしてわかりました。

解決策1:業務フローの構築

まずは業務フローの構築します。一連の流れを再度確認し、誰が何をいつまでに?どうやるのか?を見直します。
そのうえで、会社さんにあったツール選定に入ります。

解決策2:IT教育

ですが、一番はこれ。
IT不慣れな社員さんは必ず、紙、電話、メモ、Faxに戻ろうとします。勉強コストを嫌がるのです。

以上、参考例でした。私はあくまでもIT支援する人なので、最後は経営者が決める事です。
今後どのようになるのでしょうか

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