2025年の崖は無視でOK

「2025年の崖」とは経済産業省のレポートで言われている、企業におけるIT、デジタル危機。
これについて、全く気にする必要はないです。
なぜかといえば、それは既に訪れており、何なら2023年の崖か、2021年の崖でよいです。
そう、既に過去のもの。

【そもそもDX推進が間違い】

経済産業省は企業に対してDX推進をしていますが、DX自体は間違いではないのですが、企業がDXをするかどうかは、企業のビジネスモデルや財務状況を含めたあらゆる状況に依存するので、必要不可欠なものではありません。
このあたりからして、経済産業省はDXの解釈や、ビジネス自体を理解できていないと思います。

【ツッコミをいれると】

以下が、経済産業省の2025年の崖の課題。1つ1つツッコミ入れます。

課題①:既存システムのレガシーシステム化

レガシーシステムとは、技術面の老朽化、システムの肥大化・複雑化、ブラックボックス化等の問題があり、その結果として経営・事業戦略上の足かせ、高コスト構造の原因となっているシステムのことです。
DXの推進にあたっては、社内外の環境変化にスピーディーに対応することができることが必要である一方、我が国のITシステムには「レガシーシステム」が多く存在しており、大きな課題のひとつと言われています。


 システムは常にレガシー化します。なぜなら、システムは常に進化しているからです。進化スピードはITエンジニアでもついていけません。また、そもそも絶対に最新である必要はないのです。レガシーであること自体が問題なのではなく、なぜレガシーなのかが問題なのです。必要に応じてレガシーも有りなのです。
それよりもブラックボックス化の方が問題ですが、ブラックボックス化してしまうのは、ITの問題というよりも日本の企業が管理職というものやマネージメントというものを、技術職化していないのが問題。

課題②:新しい技術に対応できない

既存システムの問題点を解消せずに放置した場合、新しい技術が出てきたとしても、既存システムに取り入れることができません。その場合、市場の変化に対してスピーディーかつ柔軟に対応したビジネスモデルの変更を行うことができず、企業はデジタル競争に負けてしまう可能性があると警告されています。

 新システムが絶対良いわけではありません。システムやIT化はその事業所の状態のよって選択されるべきですし、そもそもですが、新技術を利用してビジネスモデルの柔軟な変化など、できるビジネスモデルとできないモデルがありますよね。設備投資が大きい、物流業界や製造業界では柔軟に変化など相当な資本力がないとできません。

課題③:IT人材不足・システム維持管理費の高騰

2025年にはIT人材不足問題が深刻化し、システムの刷新を担う人がいなくなることで、レガシーシステムを使い続けることになる企業が増えると言われています。さらに、既存システムの維持管理費は高額化し、IT予算の9割以上を占めることになるとも予想されています。短期的な視点でシステム開発を行った結果、長期的に抱えることとなった高い保守費や運用費を「技術的負債」と呼びますが、この技術的負債が蓄積されることで、企業はコスト上、既存システムの維持や新システムの導入が困難となっていきます。

 IT人材不足は、30年前からですww 何をいまさら?という感じ。既存システムが高額化というのは、言い切れないですが・・・新システムの導入が難しいのは、費用よりもビジネスモデル自体や業務フローの硬直化が問題になります。それはIT云々よりも、企業体質や経営者のリテラシーなどが課題です。
また、そもそも少子化対策を野放しにしているのが課題であり、人材不足は全業界にいまや波及していますよね。

課題④:サイバーセキュリティ等のリスクの高まり

現在、先端ITを扱うことのできるIT人材が不足している中、企業の中心として働いてきた社員が退職・高齢化しています。その結果、システムの保守運用を行う人材の不足によって、サイバーセキュリティや、有事の際のシステムトラブル等のリスクが高まることも指摘されています。

 サイバーセキュリティのリスクは、以前よりも減少していると思いますし、今後は別のサイバーセキュリティが課題になります。まず、30年前と比べると、初期段階でWindowsはセキュリティが施されていますし、WiFiルーターも最初から基本的なセキュリティがあります。30年前は、ザルでした。また、認証技術も発達しています。
新たな脅威は、生成AIによるフェイク情報でしょう。

課題⑤:各種システムのサポート終了

既存の各種システムのサポート期間が終了することも、課題のひとつとして指摘されています。サポート期間終了に伴い、既存システム全体を見直す必要が発生する場合があります。

別に課題ではありません。サポート終了と聞くと、一般の方は「ヤバイ」と思うかもですが、焦る事ではありません。サポート終了とは、Windowsのセキュリティのアップデートが終了する事を意味します。
放置すると、Windowsセキュリティに穴が開いたままになりますが、これが放置でも問題ない場合があります。
・そもそも今はクラウド利用していることがおおく、自分のPCに重要データがない
・標的にされるような人は既に対策万全。99%の人が標的にされない、標的としての価値がない
など、上げると沢山あります。

課題⑥:IT市場の急速な変化

企業を取り巻く技術やITサービス・デジタル市場も大きく変化しています。クラウド活用の進展と共に、従来型のITサービス市場が成熟する中で、デジタル市場が形成されてきています。経済産業省(※1)によると、デジタル市場とは、取引にまつわる市場機能が高度にデジタル化され、ヒト・モノ・情報・カネの流れが動的に組み合わさった、様々なサービス・活動が実現する市場と述べられています。
また、経済産業省(※2)によると、2016年は従来型のITサービスへの投資額がクラウド等への投資額に比べ多い状況でしたが、5Gの実用化や、アジャイル開発が主流になっていること、AI技術の一般利用が広く普及していること等を背景に、2020年代後半にはクラウド等への投資額がITサービス市場の過半数を超えると予想されています。
このようにIT市場は急速に変化しており、変化に対応していくことが重要と言えるでしょう。

アジャイル開発も20年前から推進されており、20年前から海外では主流なのですが・・・
IT市場の急速な変化といいますが、もうそれは常にです。毎日新しい技術が出てきていると認識するべきで、それも30年前からですww

【総論】

経済産業省の見ている部分が古いと言わざるえません。
30年前、悪くて20年前にこのレポートならわかるんですが・・・
それにそもそも、一番足引っ張っているのは、政府・行政なのですが?

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