全銀システムは古代語利用。障害は当たり前。

堀江さんもYoutubeで話されているようですが、堀江さんが特別ではなく、まあ、40代以上のシステムエンジニアならだいたい知っている、全銀システムの問題点であります。
一般方向けにできるだけわかりやすく書いてみます。

【全銀システムとは?】

全国の銀行さんが加盟している団体があります。
その団体が全銀と言います。
加盟している銀行同士が、データを簡単にやり取りできるシステムが全銀システムというものです。
今の時代であれば、当たり前に思えるかもですが、ネットがなかった時代からあるんですよ!
すごいですよね。
ですが、これが問題があるんです、昔からww

【全銀システムの問題点】

システムが超古いのです。超が付きますwww
え?40年くらい前の機械使ってるの?いえいえ、機械(ハード)は新しくしています。
ですが、ソフト面は40年以上前のを使ってますwww びっくりですねww
wをいっぱいつけてますが、ほんとシステムエンジニアなら、信じられないほど、超古いのです。

【何が超古いの?】

プログラム言語です。プログラム言語は、世の中にたくさんありまして、常々アップデートもされてます。
ですが、全銀システムのプログラム言語、COBOL(コボル)というのですが、これは古代言語状態なのです。
私も色々なプログラム言語を触りますし、初めて見る言語もある程度わかりますが、この古代語はすごくなんとなくしかわからないです。

【古いと問題なの?】

COBOL、つまり全銀システムは学校で習った古文と思ってください。
ですが、今、私たちは現代日本語ですので、システム上で翻訳が必要になります。
さらに、全銀システム(COBOL)は、現代日本語のような省略ができません。
例えば、現代日本語であれば、「タイパ」とか「コスパ」とか、「スマホ」って言いますよね?
これが全銀システム(COBOL)だと、
・タイパ=時を節約し早々に事をなすこと候 みたいな
・コスパ=年貢を節約し己が利になすこと候 みたいな
・スマホ=互いに遠地にて念じなる想いを伝える道具候 みたいな?

となりまして、それを翻訳してくれる翻訳機械もあるわけです。

翻訳すれば済む話では?と思うかもですが、
・全銀システム(COBOL)が相手にするのは、最新のIT機器
・さらに世の中には、新サービスが展開
・さらにネット回線は、早い
そう、最新IT機器が新サービスを恐ろしい速さで大量の情報を処理し、全銀システム(COBOL)に処理をお願いするわけですから、パンクするに決まっていますね。

【皆さんにも全銀システムの古さを感じることができる】

実はこれ見るとわかります。
口座名義です。
半角カナで、字数が決まっていますよね?
あれは、全銀システムがCOBOLという古代語、古文を利用しているからなのです。
今のプログラム言語や古くても30年前のプログラム言語なら、半角カナや字数制限など、ナイに等しいのです。

【ちなみに、どうして新しくしないのか?】

ここは私の憶測ですが、たぶんあたってます。
ー老害思考者のせいでターニングポイントを見失った
業務システムや企業の業務には、企業成長と共にターニングポイントがあります。
このターニングポイントには、業務課題や企業課題が集まっているので、新陳代謝しなければなりません。
ところが、このターニングポイントを逃すと、業務課題・企業課題は負の貯金をします。
ですが、次のターニングポイントが来てしまいます。
そうすると、さらに、業務課題・企業課題が負の貯金を増やします。あとは、負のスパイラルへ。

ーターニングポイントをなぜ見失う?
私の経験ですと、老害思考者が存在して課題を観ていないや、保身しか考えなかったからです。
例えば、富士通と忖度したとか、天下りとかじゃないですかね。
恐らくですが、ターニングポイントの1つは、バブル崩壊、長銀などの銀行倒産時だったのかと思います。
一応、2027年に全銀システムは一新されるらしいですが、遅すぎますね・・・
その頃には、一新された全銀システムが中古状態な気がします・・・

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