宗教化しているDX。やらない事オススメです!

ITコンサルの中で、一番騒がれているキーワードの1つ、DX。ちなみにもう一つはAI。
このDXがおかしい事になっています。

DXとは「デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを変革し、企業の競争優位性を確立することです。単なるIT化による業務効率化だけでなく、企業文化や組織、そして提供するサービスそのものを抜本的に変える、企業全体の変革を指します。」と、定義されています。

例えばですが、
中国の事例がわかりやすいので、
あるお弁当屋さんが、自動運転の小さいトラックでお弁当をオフィス街で無人販売した例があります。
1.お弁当屋さんはお弁当をトラックに乗せます。トラックと言っても小さいキッチンカーみたいな感じ
2.お弁当屋さんの事務所でバイトのおじさんが、自動運転のトラックを監視
3.お弁当トラックはオフィス街につくと、サラリーマンたちがQR決済でお弁当を購入し、自分でお弁当を取り出します
4.どこでどんなお弁当が売れたかわかるので、売上データからお弁当屋さんはお弁当メニュー、仕入を最適化します

ちなみにこれは5年以上前の事例。中国凄いですね。

このDXを日本政府も推進するべく、お勉強のできる役人さんたちが考えたのが、「DXを構築できるプロセスをテンプレ化しよう!」でした。
それで出来たのがこんなもの。

これは、現在の会社の事業分析になりますが、これ自体は問題はないのです。(記入例はてきとーです)

こちらは、ありたい姿として、DXしたときの会社はどんなイメージ?という話。一見問題なさそうなのですが、問題だらけなのです。(記入例はてきとーです)

【問題点1:そもそもITコンサルがやる仕事ではない】

そもそも論で、これをITコンサルが企業の分析のお手伝いをするのです・・・大間違いです。
なぜならば、これはマーケティングのお仕事。
ITコンサルがやると、クライアントさんの話や事業内容を無理に各枠に当てはめようとする傾向を感じます。
なので、ズレてたり、内容が薄かったりします。

【問題点2:いきなりすべては揃わない】

ニーズ、お客様、強みの3点がありますが、DX的な変革を考えた時に、どこか何が生まれるかわかりません。
つまり、最初からこの3点をはじき出せないかもしれないし、後ほど軌道修正が必要になります。
アジャイル的な修正前提であるべきでしょう。

【問題点3:DXはただの結果論であるべき】

まあ、お勉強のできる役人さんたちが考えることですね・・・「DXは手順通りやれば正解が生まれる」感が強いです。DXはただの結果論であるべきです。
なぜなら、DXは事業モデルや、顧客、組織構造自体も変更しなければならない可能性があります。それが何を意味するかと言えば、大きなリスクです。
つまり定義されているDXは、成功よりも失敗リスクの方がはるかに高いのです。

【DXは魔法の言葉ではないし、宗教ではない】

お勉強のできる役人さんたちなので、耳障りの良い単語を繋ぎ合わせたDXの定義。
DXとは「デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを変革し、企業の競争優位性を確立することです。単なるIT化による業務効率化だけでなく、企業文化や組織、そして提供するサービスそのものを抜本的に変える、企業全体の変革を指します。」
変革、競争優位性、根本的に変える・・・耳障りよいですねw
DXは巨大なリスクを伴う可能性があります。優位性を失う可能性もあります。「優位性失う=DXではない」ではない、のです。
DX化した場合に、逆に業務効率が悪くなる場合もあるわけです。

【ではどうするべきなのか?】

従来通り、マーケットに対して純粋に分析し、事業所としてやる事をやり、その中で何か新しいアイデアが出た時に、IT機器とアイデアとマーケットを繋ぎ合わせる。無理のない程度で。変革やDXは結果論でよい、と思います。
変革ありきでもないし、
DXありきでもないのではないでしょうか?

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA