ちょうど、去年1年は食品製造会社の社外役員として経営に携わりました。
その会社もまさに給食提供していたので、解説します。
【給食停止は当然】
私がみていた食品製造会社でも、学校給食を提供していましたが、私の指示で辞めました。
なぜか?
全く儲からないどころか、赤字なんです。
もしかしたら、昔は違ってたかもしれませんが、少なくても2021年、2022年ではやるだけ損なんです。
【給食はロジックがそもそも無理!】
学校給食は行政ですが、確定予算での運用ですが、これが大間違いです。
なぜか?
・日本は自給率が実際には恐らく5%未満。つまり輸入頼み。
(農機具、肥料、農薬なども海外依存が高く、また耕運機のガソリンは輸入。こういったものが加味されると5%いくのかな・・・)
・輸入頼み、つまり為替次第
・原料が海外、製造するにあたっての製造機器の部品も海外
・豚さん、牛さんは競りで値段がかわる。原価変動が激しい食品
など、ウクライナ戦争があろうがなかろうが、こんなにも変動する要素がぎっしりなんです。
そう、そもそも決まった、確定された予算での給食作成は論理的におかしいのです。
もしやるなら、全て「本日の定食」にするべきですねww 何入れてもOK安いのでまかなうみたいな。
【ウクライナ戦争+円安が追い打ち】
さらに戦争と円安の影響が、
・食品製造業などは電気代は、事業規模によるが月100万、200万当たり前。1.5倍になれば、大変な費用
・畜産農家が円安で大打撃。既に倒産相次ぐため供給減により、お肉の値上がり
・運送費(ガソリン代)の値上がり
・政府の無知な賃金アップ
などなど、食品輸入会社、食品卸会社、食品製造会社など関連したサプライチェーンが軒並み、売価を上げなければなりません。
当然、その最終出口の1つ、給食も対象です。
実際、世の中の飲食店さんも値上げしているか、同じ値段で量を減らすなど努力されています。
【食品製造の実際の現場は・・・】
学校給食提供にあたり、実際の現場はこんな感じなんです。
・要望が細かい(子供がのどに詰まらせないように小さく切れとか)
→加工費が余計にかかる
・予算額が少なすぎる
→自治体などによるかもですが、提示額がそもそも原価ww 死ねというのか?www
・必要食材が幅広い
→その分、手配や保管の手間がかかる
野菜だけの提供は少々違います。上記はあくまでも加工食品です。野菜は比較的楽。
メリットとしては、3か月間は給食提供による安定収益が得られるだけですね。
【ホーユーさんの事情(憶測)】
消費税の支払いで破綻とのことですが、少し話がそれますが、これがおかしいのです。
まさに来月から始まるインボイス制度ですが、
そもそも税金は、儲かった所からとるもの。つまり純利益に課税するべきものです。
ところが、消費税は売上に課税されます。これはただの手数料です。
実際、消費税の元の名前は売上税なのです。(1980年代)
さて、消費税の支払いで破綻とのことですが、実はよくある話です。
・消費税の支払いで破綻
・食品製造会社
・学校給食やってた
の側面から、言えることは、
正しい、食品加工の原価計算をしていなかった、管理会計していなかった、の2つが主な原因で、残念ながら、これは経営者のミスですね・・・
もしかしたら、決算書の経常利益だけみてたのかもですね・・・
今後、給食はなくなるか提供される量が減るでしょう(既に減ってる地域もあるみたいです)。