昨今、AIで無くなる仕事について、業務効率化について、騒がれています。
IT業界の中でも意見が割れたり、さまざまです。
そこで、
・システムエンジニア目線
・ライター目線
の私から分析した結果、AIで無くなる仕事の閾値はコレと断言できそうです。
【AIの回答の是非は人間だより】
大前提として、既出の答えについてはAIは正解を出してくれます。
例えば、「1999年の一番、注目されたニュースは?」とかです。既存データを解析し一番閲覧されているものや記事数で考えればよいので、正解が出せます。
一方、クリエイティブな答えには、簡単に正解を出してくれないのです。
例えば、「アメリカンロックの音楽フェスのポスターをかっこよく作って」とかです。
作ってはくれますが、その成果物は我々のようなデザイナーなどからすれば、話にならない代物です。
なぜか?
それは、「正しい音楽フェスのポスター」を作るためのインプットも間違ていますし、そのため成果物も間違いだからです。
では正解は?
AIに対する正しいインプット例は、「90年代のアメリカンロックの音楽フェスのポスターを作ってほしい。顧客対象は、40~60代前半の洋楽ファン、特に、レニークラビッツ、エアロスミスなどが好きだった人たち。料金は高めなので、少しだけ富裕層な感じ。情報優先度は、”90年代のアメリカロック”、開催日時、金額。開催日時は、日曜日の昼間なので、太陽の下でお酒も飲めてロックが聞けるフェス的なイメージにして欲しい」
です。これにより、かなり精度の高いポスターを作ってくれるはずなので、それでも修正が必要ですが・・・。
つまり、インプットが正しくなければ、誤った成果物が作られますが、正しいインプットにはいくつか条件があります。
【正しいインプットに必要なことは?】
1.論理的な指示
AIは機械です。論理的な文脈でまとまった内容でなければなりません。
バイトや会社でこんな指示ありませんか?「ちょっと、例のあれ、うまくやっといて」とか・・・
こんな指示ではAIは、???です。これは極端な例ですが、日本人の中でどのくらいの人間が、論理的な指示を出せるでしょうか? 憶測ですが私は多くないと思います。
なぜかというと、我々プログラムを書く人間は、基本的に論理的な指示を出す必要性があり、訓練されています。でないとプログラムが動きませんから。プログラムは基本的に英語です。英語は、語彙の少なく、表現方法(文法)も限りがありますが、その一方で、日本語は多種多様です。この日本語の多種多様性が、対AIにおいては、完全にデメリットです。また、働き方でもジョブ型ではないという点があだになります。
2.正しい正解、正しい成果物を知っている事
AIは指示通りに行いますが、正しい成果物は人間しかわかりません。
先に挙げたアメリカンロックの音楽フェスのポスターでも、ポスターの中にどういう要素が入っていないと、集客出来ないのか?また、情報の優先度は?という事を知っているので、そのから逆算して、どういうインプットをすべきなのかが、わかります。
果たして、生成AIが優秀とはいえ、正解の知らない人間が作ったポスターを利用するのは、賢明でしょうか?あるいは、集客できるでしょうか?
【まとめ】
AIにとって代わる仕事として、デザイナー、プログラマー、税理士、行政書士、コンサルタント、事務職、総務職など挙げられますが、一般の方が、無知識の状態で正解だとわかる成果物はどれでしょうか?
・Webデザイナー > ないでしょうね。むしろデザイナーがフォトショップやイラストレーターの代わりにAIを駆使して、一瞬でたくさんの成果物を作れる時代が来ます
・プログラマー > ないでしょうね。AIはプログラムを書けますが、メンテナンスはどうするのか?が大問題です。私は専門ですが、プログラムには大きく分けて2種類あります。保守重視と速度重視です。保守重視になると、原則、速度が落ちます。速度重視にすると、保守性が欠けます。このバランスは、実現する内容やビジネスフローで変わります。
・コンサルタント > AIで対応可能な部分と、人間がやらないと無理なパターンの2種に分かれます。言うなれば、中級コンサルタントまでは、AIにとって代わられます。
・事務、総務 > ほぼAIです。既に正解が出ていますので、その通りにAIがやればいいだけです。税理士さんも同じですし、行政書士もありえます。
・ライター、コピーライター > 本来は人間がやるべきなのですが、AI利用の方が増えると思います。ですが、AI利用では、正解は出ない可能性が高いし、いまだ見たことありません。
という事で、ポイントとしては、「成果物を評価するのに、スキルが必要かどうか?」です。