インボイス制度をまとめてみた

来年10月から施行される最悪なインボイス制度。
簡単にまとめてみた。飲食店、タクシー、キャバクラだけでなく、国民みんなに影響する事なのだ。
去年のことだが、税理士さん、税務署の方々が説明会してくれたので聞いてみた。

結論:物価は上がり、IT難民とIT民で二極化される

1.どんな制度か簡単にまとめると

・領収書は今後、6つの必須項目がないと認められない(領収書のフォーマットが決まる)
・その中の1つは、領収書発行側がデジタル処理(IT化)で作らないと超大変な項目
・消費税課税対象事業者(1000万以上の売り上げの企業、個人)は、取引相手が消費税非課税の会社や個人がいた場合は、税金を肩代わりして払うことになる


というたった3つなのだが、これが問題なのだ。

2.領収書のフォーマットが決まるという事は?

節税対策として、接待費、旅費交通費、会議費などの項目として利用していた、
・飲食店の領収書
・キャバクラの領収書
・タクシーの領収書
など、いろいろな領収書のフォーマットがほぼ固定となるのだが、これが罠で、このフォーマットは、自身が消費税の課税対象事業者にならないともらえない事業所番号が付随するのだ。
そのため、自分の領収書を領収書として認めてもらいたければ、消費税支払い義務だよ!
ということになる。
一見、無知な国民の方なら「いや、消費税は間接税だから、事業所は払って当然!」と思うだろう。
無知以外なにものでもない、発想です。
飲食店やキャバクラ、タクシーが消費税を支払っていないおかげで、社会全体はその分を消費にまわせているという構造的経済活動がそこにあることを理解してもらいたい。
また、消費税は厳密に間接税ではない!単なる事業者税なのだ。あまりに複雑なので国税局や税理士さんでも理解できていない人が多いくらいだ。

3.なぜ、IT化が必要か?

領収書の必須項目が、とても飲食店さんなどのスタッフが作れる項目ではないからだ。
システム化してWebで発行などしないかぎり、間違いやミスが起こりやすいフォーマットになっているのだ。

4.なぜ、物価が上がるのか?

簡単にいえば、消費税を肩代わり必須にするからだ。
そのため、消費税支払い義務がある会社は、その分の売価に乗せないと売り損する仕組みになるから。
便宜的に簡略した例で書くと・・・
A社は消費税を払っている企業、B社は払ってない(支払い義務がない売上)だとした場合、
A社は、B社から1100円(税込み)のものを仕入ました。A社は1500円(税込みだと1650円)で販売しました。
現在なら・・・簡単に言えば、A社は150円ー100円で、50円の消費税を納めればよい。
インボイス制度では、150円の消費税を納めなければならない。
これを、単位を変えて考えてはどうだろうか?500万の税金が1500万になるのだ・・・

何のための制度なのか?

はっきりしたことは言えないが、恐らくだが、
「消費税は間接税で、国民からとっているもの。それを納めない事業所が多いのでけしからん!納めさせよう!ついでに領収書も整備しよう!」という、しょうもない役人の正義感ではないだろうか?
だったら、消費税止めればよいのでは?そもそも、間接税になってないし。

ところで、事業所としては、回避策はないのか?

新しい領収書が発行できない事業所は数多く出てくるだろう。
そうすると、経費として落とせないのでは!?
そこで、カード決済
カード決済は領収書は不要なのだ。さらに、インボイス制度はまだカード決済の処理をどうするか未定(去年の10月時点)。

ちなみに・・・

このような面倒なインボイス制度、税理士さんや税務署も大変するのだが、対策は?と聞いたところ、今のところ無いらしいw 誰も得しないことを政府はなぜやるのか?不思議だなー。

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