自社の商品の役割を見極めよう

ECでも店舗でも同じですが、皆さんは自社の商品の役割は認識されてますでしょうか?
以下の質問に答えられるでしょうか?
1.一番利益額が大きい商品は?
2.その商品は、どんな人が買いますか?
3.その商品の、販売個数は月間どのくらいですか?
4.入口商品はどれですか?
5.各商品は、顧客にどんなハッピーをもたらしますか?
6.各商品は、顧客のどんな課題を解決してくれますか?
7.各商品は季節商品ですか?通年商品ですか?

【NG例】

A商品:季節商品なのに、利益額が低い
 →季節商品は利益額が高くあるべきです。低くても売れるでは、生産性が低く時間コストがかかりすぎている可能性が高く、他の商品販売を圧迫してしまいます。

B商品:利益額が低い商品なのに、マーケットが小さい、販売個数が少ない
 →利益額を上げるべきです。マーケットが小さく、販売個数が小さいのは利益額が高い商品の役割です。生産性が低く、時間コストがかなりとれている可能性があります。

C商品:とりあえず売れているので困っていない
 →顧客のハッピー、課題解決など、売れている理由をできるだけ正確に把握するべきです。競合他社が左記の戦略性をもって挑んできた場合、途端に負けてしまいます。

【勘違している経営者の例】

各商品の利益額を把握せずに、売上を見ている経営者は失敗もしくは、競合他社が挑んできたときに敗北します。
一般的には「売上」を見がちですが、誤りです。売上とは、商品の稼働状況を示すものであって、会社の利益ではありません。例えば、
A社:売上=100億 経費=99億 利益は1億。
B社:売上=2億 経費=1億 利益は1億。
どちらが生き残るでしょう?当然、B社ですね。
なぜなら、A社は1億の利益を作るために、99億の投資が必要なのですから、常に99億以上の現金がないとなりたちません。B社はそれが1億で済むのです。他にもツッコミどころはいろいろありますが、ともかくも、商品の売上よりも、役割をしっかり把握しましょう。

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