詐欺メールの見分け方(フィッシング詐欺メール)

今回は詐欺メールについて解説します。
詐欺サイトよりも正直難しいかもしれません。

【どんな風に来るのか?】

私が良く受け取る、楽天カードの詐欺メールw
こんな感じでメールがきます。
慌てず送り主のメールアドレスを見てみると、「info@ywbthk.cn」とありますw これは楽天カードではありません。
ですが、送り主のメールアドレスが本当の楽天カードの場合もあります。

まずは、送り主が上記のように、そもそも楽天カードでないパターンは簡単ですね。
では、送り主が楽天カードの場合はどうでしょうか?
実は、そもそも送り主のメールアドレスは簡単に偽装できます。
この場合はどのように見破るのか?
これが少々難しいのですが、まずはメールの設定を変えましょう。
実は、メールは2種類の閲覧方法があります。

1.HTML形式
以下が、HTML形式(リッチテキスト形式)です。

2.テキスト形式
以下が、テキスト形式です。上記と同じメールです。

なんだか、こざっぱりしました。
これは何が違うのか?
HTML形式・・・字を太くしたり、画像を入れたり、色を付けたりしたものを表示できる
テキスト形式・・・字の太さ、画像、色など装飾一切なし

テキスト形式にメールを表示したところで何があるのか?というと、
上記を見ていただいて気づいた方は、この赤い部分。https://slsmyw.cn?となっていますね。
楽天カードではありませんね。詐欺サイトへ誘導しています。
(下の画像は、HTML形式)

(下の画像は同じ場所におけるテキスト形式)

このようにメールをテキスト形式にすると装飾がなくなり、丸裸になります。HTML形式ですと、太字で「ご利用明細を確認する」として、思わずクリックしそうですね。

【メールをテキスト形式にするには?】

メールソフトによってやり方が違うので、ご自身でググる事をお勧めしますが、とても簡単です。
「メールソフト名 テキスト形式 設定」とググってください。

【HTML形式のメールの危険性】

実はHTML形式はとても危険です。
HTML形式は、画像や文字の装飾などができると書きましたが、それらを利用してメールが開かれたかどうか逆探知や、ウィルスの流し込みも可能なのです。ウィルスの流し込みは近年のウィルス対策ソフトのおかげで激減しましたが、逆探知は今でも普通に使われています。
上記の楽天カードの詐欺メール、私もHTML形式で開いたので、恐らく逆探知されたでしょう。
メールの逆探知はどのように問題か?というと、そのメールアドレスが存在していることを相手に知らせます。
そのため、他の詐欺メールや勧誘メールの送り先リストにエントリーされてしまい、さらに詐欺メールの量が増える可能性があるのです。

【詐欺メールをクリックしてしまい、Webを開いたら?】

詐欺メールをクリックした場合、
・相手に自身のメアドの有効性を知らせる可能性があり、新たな詐欺メールの送り先リストに追加される
・上記の場合だと、楽天カードユーザーであることを知らせてしまう。よって、あなたの楽天カードを不正ログインを試みる
です。
解決策はありません、一度クリックしたら相手がリストからあなたを削除しない限り、永続的に対象となる可能性があります。もちろん、今は簡単に不正ログインはされずらくなってはいますが。。。

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