詐欺ECサイトの見分け方

詐欺メールは昔から多いのですが、詐欺ECサイトもかなり横行しているようですね。
半グレたちや反社がデジタル犯罪化に進んでいるのでしょうか。

【詐欺ECサイトの種類】

詐欺ECサイトには、2種類あります。
1つは、独自タイプのサイト。2つ目はコピーサイトです。

【独自タイプのサイト】

昔はこちらが一番多かったのです。どういうものかというと、ECサイトとして運営しているが実際には物が送られないというもの。
・ECサイトも本物
・運営者自体も明記している住所にある

サイトの運営者自体は、本当にそこに存在している事がほとんどで、そのためか、逮捕されまくったのでしょうか、最近は少なめです。
で、見分け方は、
・運営者の名前が中国系
・住所が秋葉原近辺
・商材は電子機器が多い

・サイトの作りが怪しい、雰囲気怪しい

【コピーサイト】

こちらは厄介ですね。
実際にちゃんと運営しているサイトをコピーして販売しています。
特徴として、
・Yahooショッピングや楽天市場でも見かけるので、信ぴょう性が高く見える
・値段はどこよりも安い
・運営者情報は本物をコピー
・本サイトには無い商品も販売している事がある
・本サイトのデザインもまんまコピーしている事も

です。
では、見分け方は?というと、URL値段・支払い方法です。

【値段で見分ける】

本サイトよりも安いという事はまずありえません。
考えてみてください。例えばですが、日産がトヨタのプリウスを売るとします。日産がトヨタよりも安く販売したら、商売なりたちませんよね?同じです。
また、本サイト側が販売価格を決めて契約して委託販売しているケースが多いので、違約になるためその側面からしてもほぼないと言えます。

【URLで見分ける】

URLはホームページの住所。ここはウソをつけません。
URLの構成について説明します。

https://aaa.r-marche.com と言うものがあったとします。
https:// は、「暗号化されたHTTPという通信方法でやり取りします」という意味になります。
肝心なのは、aaa.r-marche.comの部分で、「.」ドット、で区切られています。これがポイントの1つ。
「.」ドットは、URLにおいて、単なるではないのです。親子関係を意味してまして、
aaaは、r-marcheの子供だよ という意味になります。 r-marcheはcomの子供だよ という意味になりますが、最後のcom やjpなどは、今は無視でOKです。
つまり、aaaは、r-macheに所属しているとう意味になります。

test.r-marche.com
hogehoge.r-marche.com
new.r-marche.com
など、これらすべて、r-macheに所属しているとう意味になります。ちなみに、このtestやhogehogeなどはr-marcheの方が好きに作れます。
同じ商品を扱っており、値段が安いが、r-marche.comがついていない場合、ほぼ詐欺サイトに間違いないでしょう。
一瞬わからないように、こういう方法もあり得ます。r-marche-com.comなどです。これも、ほぼ詐欺サイト。

URLでの見分け方でもう1つあります。
xefwxxsff.comとか89sx82ffsazz.comなど、いかにもサイト名ぽくないてきとーに付けた感のものです。
実はサイト構築時に、URL(ドメイン)をどのようにするかを、サイトオーナーは比較的真剣に考えます。
なのに、このてきとーさ加減・・・詐欺サイトの可能性大です。

URLでの方法、もう1つあげます。
先ほど書いた、comの部分です。実はここも意味がありますが、判断材料としては、2番目くらいに考えてください。
co.jpの場合・・・日本の企業で、ちゃんと審査された会社
go.jpの場合・・・政府関係
comの場合・・・誰でも取れるが、人気なので詐欺と本物が混在
siteの場合・・・誰でも取れるが、人気なので詐欺と本物が混在
cnの場合・・・中国ドメイン。cn使ってて日本語で書かれたサイトは疑ってよい
twの場合・・・台湾ドメイン。こういった海外ドメインで、日本語は怪しいが、近年、ちゃんとした会社も増えてはいる。

【海外ブランドの場合】

海外ブランドの本物とニセ物を見分けるのは比較的簡単です。
例えば、https://www.chanel.com/jp/ シャネル。
先のたとえで言うと、wwwはchanelの子供だよ。と言う意味ですね。
新しくchanel.com/jp/ と出てきました。これは、chanel.comの一部だよ と言う意味です。
先ほどは「子ども」でしたが、/jpなどと「/」スラッシュつくと「一部」と、より距離が近いのです。
見分け方としては、
https://jp.chanel.com というのがもしあったら、〇。
https://www.chanel.com/jp/ は、既に本物ですが、〇。理由は、chanel.com/jpということで、一部なのでOK
https://chanel-jp.com というのがもしあったら、かなり怪しい。要確認。
https://chanel-com.cn ほぼ詐欺サイト。

URLについて類似も気を付けましょう。
https://chanell.com、https://chanal.com、https://cahnel.com などです。

【支払い方法も注意】

最後に、カード決済がついていないところはかなり怪しいです。
カード決済は事前に通販サイトが審査されます。その審査前なら仕方ありませんが、通常の審査はサイトオープンから3カ月くらいです。それ以上に運営しているぽいのに、カード決済がないのは怪しいですね。

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