「サイバー人材」5万人へ、30年までに倍増方針…政府が育成策・企業とのマッチング後押しも
https://news.yahoo.co.jp/articles/cde2648f321e4cabbbc7a8c4eb9e0e16934e571b
別にやることなす事、批判したいわけではないのでご理解ください。
政府は、人材増やしたいとのことで政策打ち出しましたが・・・まあ、いろいろツッコミどころが多いでしょう。
・5年後は人減ってるから、だけど人材倍って?
・そもそも政府が現場知らないのに?
などなどありますが、今回は実際の資格と技術についてです。
【ITの資格があまり意味がない・・・】
IT資格はあまり意味がある事が少ないと思います。
決して私が資格が嫌いなわけではないの点は誤解ないように。勉強したけど受かりませんでしたww
そんな私も無資格ですが、では無資格だけど何が出来るの?とツッコミされそうなので、半分自慢になりそうですキモイですが、一応書くと・・・
・プログラム言語は5,6個わかる
・Linuxサーバー構築、運用経験
・DB構築、運用経験
・ネットワーク構築、運用経験
・Webアプリ、GUIアプリ、サーバーサービス作れる(スマホアプリは未経験)
・Jquery使えば、JS書ける
・HTML、CSSコーディング
・Webディレクション
・SEO対策
・Webマーケティング
・プロジェクト管理
と、まあ、自分で言うのもなんですが、ここまで武装した人間はあまりいないと思うのですが・・・
ここまで身につけておいて、いざ資格試験を受けると不合格なのですww
で、資格の何がまずいのか?というと・・・
1.「覚える」だから
IT技術を知識として覚えることと、現場で活用することは全然違います。
例えばですが、SEO対策の資格もあり知識があるとします。
・SEO対策としてHTMLの役割はxxだ!
・SEO対策としてキーワードはxxであるべきだ!
など。
ですが、実際は違って、例えば、脱毛サロンのサイトだとしたら、
その脱毛サロンの差別化→コンテンツの差別化→コンテンツに対して最適な文章→コンテンツ側からのキーワード→コンテンツの訴求内容にそったHTML構成 を第一段階にして、
現在ホットなキーワードとコンテンツの調査→その脱毛サロンの文章に融合→キーワードに融合→HTML構成修正
と、知識によるべき論よりも、現場に則したものにしてあげないと、いけません。
2.内容がスポットすぎるか、無意味に広い
上記のSEOの例がまさにそうなのですが、見ていただいた通り、単にSEO対策として知識、覚えたことは、SEO対策と言う大きな流れ中の一部でしかないのです。
実際には、コンテンツマーケティングへの意識やライティング力も付随してきます。
3.ニーズに合わせているだろうか?
このSEOの例がまさになのですが、技術的な知識や云々よりも、現場やお客さんのニーズ、Googleのニーズに合わせないといけません。知識に合わせて何かをするのではなく、ニーズに合わせた対応が求められます。
実際、30年近くこの仕事していますが、SEO対策も大きく様変わりしており、常に変化しています。
そう、資格による知識などは静的な印象を受けます。
一方、現場では毎月考えることと認識が変わります。
ついてゆけないのではないでしょうか?
【職業訓練が一番ダメ】
現場やってきて、雇用側として、職業訓練の出身のIT人材が、すみません、一番使えません。
何度か雇用したり、外注しましたが、勘違いしている人がほとんど、というか、そういう人しか見た事がまだありません。
何が勘違いしているか?というと、「俺、IT技術身につけたぜ!感」です。
私の仕事のパート―ナーさんも、私からの依頼の仕事以外に、IT技術の先生していますが、同じこと言ってました。
「俺、IT技術身につけたぜ!感」は、この業界のドアを叩いた段階なんです。
私も一瞬そんなふうになった事がありますが、すぐにへし折られました。
なぜならば、この業界、IT業界では、「自分が知っていることよりも、知らない事の方が多い。自分が出来る事は、ほんの一部でしかない」のです。そう、IT技術者や全般的に常に謙虚な方が多いのです。
皆さん、良く知っています、自分が業界のほんの一部しか知らないってことを。
私も、前述したとおり、いろいろな技術を武装していますが、それもこの業界ではほんの一部。
自分で言うのもおこがましいですが、スキル武装は世界有数でしょうが、この世界はもっとたくさんの技術が存在しているという事実が圧倒的なのです。
【資格は無意味か?】
では、資格は無意味でしょうか?
まあ、一応、知識があるというところでは意味がありますが、技術も知識も後から身に付きます。
我々の業界で一番重要なのは、技術でも知識でもありません。
コミュニケーション能力なのです!
前述のように、いろいろな技術があり、1人の技術者はその一部でしかなく、つまり必ずチームメイトとして仕事をしてゆきます。
その際に、チームメイトとコミュニケーション、お客さんとコミュニケーションなどが発生します。
これが出来ないと、どんな技術も知識も無駄に終わります。
コミュニケーションが出来ないので、はぶかれてしまう可能性が高いのです。
実際、私が過去に雇用していた人で、とても優秀な方がいましたが、コミュニケーション能力にかなり問題があり、続きませんでした。
なので、資格よりも現場経験、コミュニケーション能力を重視してもらいたいものですね。