と言う事で、1人反省会後の現状分析から課題、破綻シナリオを構造的視点で書いてみます
【現状の複雑な相関図】
現在、島内で課題としては家賃の高さです。
2LDKで11万は当たり前なのですが、家賃が高いだけでは済まないわけです。
家賃が高いので、そのまま人件費に跳ね返りまして、飲食店がとにかく高い!
一部、安いお店がありますが昔からやっているところは安いのです。なぜなら、そのお店の構成費用、人件費も家賃も上がってないお店なので。

少し複雑に見えるかもですが、実際こんな感じの相関です。
特徴的な部分について、色を付けました。
【潜在的な課題】
画像が「構造的な課題」になっていますが、脳内変換お願いします。
潜在的な課題です。

観光客は伸びてそうですが、実際は、10%伸びです。
私が言う、観光客は飛行機経由のみ。クルーズ船は6時間しか滞在しないのでカウントの意味はありませんので、削除しています。
ホテルや飲食店が増えていますが、どこも常に人手不足で募集しています。
そのため、営業時間を短縮しているお店が多いし、予約なしでは入れないお店も多いのです。
ただ、競合他社も増えたので価格競争に引きずり込まれています。なので、値上げはやさしめにしているお店が多いのです。それは、売上額は上りますが、利益率は上るわけではなく、さらに言えば、納める消費税額は上ります。実質薄利多売ですね。
【宮古島の好景気の崩壊要因】
考えられる要因について分析してみました。
またコロナみたいなパンデミックや、トランプ関税影響などの未知の係数については無視です。
あくまでも構造的側面での崩壊要因です。

インフラがかなり大きいと思われます。
現状でも、電気=沖電ですが、沖電の発電装置はフル稼働だそうです。発電装置は2基ありますが、1基は予備なのだそうですが、現状は予備機も稼働させている状態だそうです・・・・。
水の確保で課題になるのが伊良部島。そして、この伊良部島が大型ホテル建築が増えていますね・・・。
ごみ処理は既に一杯で、どうするのでしょう??
これらの原因は行政側の問題ですね。
行政が建築許可を下ろさなければ、すむはなしではないかと(素人ですが)思います。
もう1つの要因として、飲食店の撤退です。
既に家賃高騰、人手不足で撤退を余儀なくされているお店がいくつかあります。
大家さんもちょっと愚かなのでしょうか・・・家賃の便乗値上げで2倍、3倍なんて話をよく聞きます。
家賃の高騰は、事業者の固定費(家賃、人件費)のアップを意味しますが、飲食店などは当然、売価を上げないとやっていけません。人手不足で教育すらままならないのに、いきなり現場投入。なので、接客がヒドイ。
私がよく行くお店も、従業員教育がひどくて、もう行かなくなったところが数軒あります。
「いらっしゃいませ」も言わないですよ。沈黙でオーダーとりにくるし、いやいやレジ打ちするし・・・
最低です。
とまあ、既に従業員の品質低下と、飲食店の撤退がチラホラ。今すぐには、何もおきないでしょうが・・・
【では解決策は?】
簡単で、第一は、建築許可を下ろさない。これに限ります。
行政はもう少し、宮古島が観光客に提供できるサービスモデルやレベルとキャパシティーを天秤にかけるべきでないかと思います。
既にオーバーフローしているように見えます。
つまり、宮古島が観光で食べていくのであれば、どのような指針、何を提供するのか?他の地域との差別化は?など、会社経営と同じような指針を作るべきでしょう。
現状の宮古島は、イケイケで拡張x拡張で肥大化して、中身が無い状態です。
そういう企業って、いつも倒産しますよね・・・