アマプラって重くないですか?で、Netflixはだいたい軽くないですか?
他にもTverやHULUなど配信関係がたくさんありますが、重い軽いと差があるように感じます。
この差について解説します。
【まずは回線速度】
インターネットをするうえで重要な回線速度。
同じ光ファイバーとはいえ、共有光ファイバーだと遅くなります。一方、個別契約だと早くなりますが、落とし穴があって、人気のプロバイダだと遅くなるのです。
つまり、インターネット回線は所詮共有回線なのです。
では、人気がないプロバイダはよいか?と言えば、それなりの理由があるわけです・・・。
なので、そこそこ人気のプロバイダを選ぶのがポイントにはなります。
【キモは、圧縮技術】
コンピューターの世界では、動画、音声、画像は全て圧縮されて利用されています。
一番有名なのは、MP3ですね。MP3は、音声の圧縮技術の規格です。
この圧縮技術の規格が、世の中にはいろいろあって、それをコーデックと言ったりしています。
「一番効率よい圧縮技術を使えば一発解決じゃない?」
そう思われるかもしれませんが、各圧縮技術には、得意不得意があります。
アニメの圧縮が得意なものと、一般映像が得意なもの・・・などなど、さまざまです。
どうやらNetflixは、思った通り、独自の技術(コーデック)を開発しているようです。AV1と言う名前だそうです。
一方、AmazonプライムはH264 という技術を利用していますが、これは昔からある技術・・・。うーん、道理で重いわけだ。
【圧縮技術は開発すればいいってもんでもない】
圧縮技術(コーデック)は開発しても、そのコーデック自体が広まらないと意味がないのです。
つまり、Netflix規格が広まらないと、Netflixを再生できるデバイスが無いわけです。
Netflixは、それを無償で配布することでTVでも、閲覧可能なわけです。
一方、Amazonプライムは、既に世の中で出回っているH264 というコーデック規格を利用したわけですが、そのため、つまり、古い規格のため、重いわけです。
【余談・実は革命的だったMP3】
今や当たり前のMP3。
これが出た時は、当時の私や周りは驚愕したものです。
MP3は、一般の人々には、「音楽の規格でしょ?」と思われますよね。
ところが、MP3は元々動画で利用していたのです。
動画というのは、コンピューター上では、動画部分と音声部分は別に作られ、管理されています。
当時、MP4という動画圧縮部分とMP3という音声部分の圧縮部分でした。
ちなみに、動画はペラペラ漫画方式です。
その音声部分だけを、本当に音声だけに利用したら?という、斬新な視点でした。
そこから生まれたのがMP3。
昔あった、CD-ROMはWAVファイルという圧縮技術でした。WAVファイルの方が音声がMP3より良いのですが、これは人間が聞き分けできない範囲なので、MP3にしても問題なしなのです。
ということで、Amazonプライムにしても、Tverにしても、圧縮技術を頑張ってもらいたいです