FC2WEB、Skype、Gooブログの終了に見る変化

一気に3つも終わるんですね。どれも利用した事があります。
知らない方のために、簡単に説明しつつ、衰退の理由を推測してみます。

【FC2WEBとは?】

FC2WEBは、無料でHPを設置できた場所。
HP設置ブームの2000年あたりから始まり、ネット民は自分で作ったHPをバンバンアップしていました。
今と違い、当時はWordPressなどはないので、DreamWeaverやホームページビルダー、GoLIVEなどのソフトを購入して皆さん作られていました。
これらのソフトを使えば、直感的にHPが量産できました。
FC2WEBは無料でHPを設置させていましたが、収入源は広告です。
無料でHPを設置できるので、たくさんのHPが出来上がり、そのHPに勝手に広告(Google広告など)が掲載されて・・・と言う事で、HPが設置されればされるほど、広告媒体が増えたという仕組みです。

【FC2WEBがなぜ衰退したか?】

1.HPの量産化がされなくなった
HPは今でいうところの、インスタやTikTokなどのSNS的な役割がありました。
なんせ素人が自己表現や情報発信のためにHPを利用していたのです。今では考えられないですよね。
ところが、2015年くらいになると素人HP民は、ブログ民に移動。HPのプロ化が加速します。
私も個人で作った素人HPは、放置状態になり更新されなくなり、Googleからも検索ヒット除外対象となりはじめます。

2.アフィリエイトの衰退
素人HPが増えた理由のもう1つは、アフィリエイト収入です。私も素人HP民+アフィリエイト民でした。
というか、バリューコマースがY!に吸収される直前の、社内SEでしたww
アフィリエイトをやらなくなったので、やはり素人HPは放置になります。

3.ブログへの移行
人はいつの時代も自己表現や発信をしたいものなのですね。
以前はHPであり、そしてブログに移行、そしてSNSへ。やはり素人HPは放置になります。

つまり、FC2WEBのビジネスモデルとして、「素人HPがいかに増えてるか?そしてそこへどんだけ訪問者がくるか?」がポイントだったわけです。

【Skypeとは?】

Skypeは、当時はかなり画期的でビデオ通話ができるというすごいものでした。今でいう、LINE通話やZoom的な存在でした。
マイクロソフトがすぐに買収して、傘下にしました。
その利用方法で言えば、SkypeがLINE通話やZoomよりも先輩だったし、同時代に存在していたわけで、Skype民がなぜLINE通話やZoomに移動したのか?になります。しかも、当時はブロードバンド全盛期!
ブロードバンド(光ファイバー網)が広がって、ネット回線が爆速になって、Skype!文句なしの状況だったのに・・・

【Skypeはなぜ衰退したか?】

1.技術が中途半端だった
まず挙げられるのは技術面です。音声や動画の品質が悪かったのと、改善が遅かった・・・
また、LINE通話は1対1に特化、Zoomは、グループ特化と、住み分けがすぐに始まったが、「Skypeは両方できませっせー」感が強かったのですが、前述のとおり、品質が悪いのでLINEかZoomにすぐに移動しました。

2.スマホにのれなかった
1対1であれば、Skypeも悪くはなかったのですが、スマホに乗れなかったが痛いところでしょう。
Skypeもスマホ用のアプリはありました。
ですが、LINEはスマホ民が楽しめるスタンプなど、遊べるツールとしての立ち位置が早かったですね。
Skypeは、そんな遊べるツール感なかったですね。ビジネス用途のイメージです。

【Gooブログ】

こちらは普通の無料のブログ。そもそもブログなんて今時じゃないから?と思う方もいるかもしれませんが、アメブロはまだまだ頑張っていますね。あと、NOTEもブログですよね、仕組みは。

【Gooブログはなぜ衰退したか?】

アメブロやNOTEとの違いと言う視点で分析すると、著名人でしょう。
Gooブログは、一般人の集まり。
日本人はどうも、著名人の動向が気になるようで、そういう民族的なビジネス意識を上手く活用できたのがアメブロとNOTE、一方、Gooブログは・・・
正直、私は著名人の動向など全く気になりませんので、Gooブログの経営者だったら破綻してたかもですねww 私の場合、役立つ情報提供者かどうかでしか判断していないですね。

【総論】

時代に乗れたかどうか これにつきると思います。
ただ、時代に振り回されるのもよくはないので、「変化できるか?」という点の一言に尽きると思います。
「進化とは変化できるという事である」とダーウィンも言ってたとおり。

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