何故、実質手取りが増えないか?

IT分野専門の私ですが、データ分析などの視点においては、IT分野の考え方は同じなので、「なぜ、実質手取りが増えないか?」について、語ります。
ハッキリ言いまして、世の中の経済学者?だか、何だかわかりませんが、意味不明なほど間違いだと私は思います。

【そもそも論がおかしい】

世の中の経済学者?だかアナリストだか、森永康平さん以外の話は、謎ですw
実質手取りが増えないのは、「賃金が上がったけど物価の方が高い」からですが、その分析が全く持って間違いではないかと思われるのです。
多くの学者・アナリストが、「xxデータによれば」という、データ主義者なのですが、これが間違い。
データ自体は間違いないとは思いますが、私もマーケティングでデータを活用しますが、そもそもデータとは「私の理屈の正当性を立証するための道具」なのです。
「賃金が上がったけど物価の方が高い」については、データ分析は不要で、単なる「1+1」で良いのです。
学者さんやアナリストは、お勉強ができすぎなのでしょうねw もっと物事単純です。

【商品の価格の構成】

物価とは商品の価格の集合体です、簡単に言えば。
では、商品の価格はどういう構成か?を、ひも解くだけではないでしょうか?

図にすればこんな感じです。

商品の価格というのは、「商品原価+粗利+税金」で出来ています。サービスも同じです。
で、その商品原価の中身はこんな感じ。業種によってもっと細分化できますが、それはおいといて。
「人件費(賃金)+設備費+電気光熱費+資材・機械代+原料」で出来ています。
さて、賃金を上げるとどうなるか?もうわかりますよね?商品価格が上がります。
日本の製品においては、原料、資材・機械代のほとんどが輸入に頼っているので、円安になれば価格は上がります。電気・光熱費も同じですね。

【1+1でよい】

このように、商品の価格は1+1であり、なんちゃらデータを持ってくる意味がありませんww
データは関係ないですよね?単なる積上げ計算なのですから。
この構成において、下げれるものは何でしょうか?
輸入に頼ったものは下げれません。円高にならないと無理です。
賃金は下げれません。
あとは粗利ですね。粗利を下げれば、価格は下げれますが、それは日本の企業の衰退を意味します。
では???

【税金下げればいい】

答えはこれしかありませんよね?賃金アップ、賃上げはほとんど意味がありません。
税金やめるか下げるしか選択肢はないのです。
ちなみに、賃金アップすると、税金と税収が上がります。
見ての通り、賃金アップ=価格アップです。その価格には、消費税が掛けられますので、企業が支払う消費税が上がります。消費税は利益に関係なく徴収される、悪魔のような税金ですので、税収がどんどんあがります。
春闘という事で賃金アップを、労働組合は行いますが、そのあたりも考慮しないと、政府以外はだれも得をしないことなります。

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