賃金上がらなかったのは労働集約型のせいでは?

特に私は学者じゃないので、そのつもりで読んでいただけるとありがたいです。
私の事業のパートナーさんたちは全てジョブ型雇用ですので、見積が高いのですw
そのため、気づいたのが、「あれ?労働集約型だと見積下げれる??」と。
そこで、企業単位で考えてみました。

【ジョブ型の場合の賃金の仕組み】

ジョブ型の場合は、その案件やそのプロジェクト単位、店舗など事業規模などにもよりますが、その会社の最も小さく最適化できる単位での採算規模の売価や売上から賃金が払われると思います。

案件で言えば、1案件100万としたらそこから賃金や報酬ですし、
店舗で言えば、その店舗の売上1000万から払うし、
事業部で言えば、その事業部での売上からになります・・・と言う具合。
言うなれば縦割り賃金と言うべきでしょうか?

そのため、原則、積み上げ式になるので売価が上がります。賃金アップも反映しやすいと言えます。

【労働集約型の場合】

一方、こちらの場合は、原則的には会社単位での売上から賃金が分配される事になります。
その代わり、従業員さんは色々な仕事こなす事になります。1人4役なんてありますよね?私もありましたww
SEしながら、サーバー管理者、プロマネ、EC担当・・・ww
そのため、売価は落とせますね。

30年間、賃金が上がらなかった要因はいくらもあるかと思いますが、賃金というものが、売価から分配されるという原則に基づいた切り口で考えると、労働集約型が一因と言えそうですがどうでしょうか?

逆に言えば、売価を落とすには、労働集約型が便利と言えます。なので、労働集約型は決して悪ではないですね。ですが、働く方は色々やらせれて嫌ですよねww

【今の日本で賃金アップは?】

そのため、今の日本で賃金アップを行うのは、この観点から言えばとても危険と言えます。
労働集約型の企業がほとんどですから、賃金アップ自体は企業の利益を削る事になり、下手すれば赤字ですね。そこから出てくる答えは、
・ネガティブ論で行けば、利益減なので、設備投資などはしない(そもそも人集まらないし)→売価アップ、経済縮小
・ポジティブ論で行けば、ジョブ型への移行→大幅な売価アップ

いずれにおいても売価アップは避けれません。
売価が上がっても賃金アップされれば、よさそうですが、実際はそうではありません。
消費税という悪魔がいますw
消費税は、売価に対して計算されますので、企業としてはより一層利益が減る事になります。
特に怖いのが、現金が減るというのが痛いです。
私の事業の方でも、インボイスのおかげで支払う消費税が早まったし、増えました 怒!!

【ちなみにジョブ型に移行するには?】

ジョブ型に移行するには、経営者がロジカルシンキングできないと難しい側面があります。
ジョブ型とは、業務フローの整理と分業制です。さらに、IT化もそこには存在します。
なので、まず業務フローを整理して、ジョブ型にできる業務部分と、労働集約型の部分で切り分けなければなりません。労働集約型は必ず残りますが、それ自体をジョブ型として完結させればよいのです。
となると、業務分析が重要になり、割当人数やリソース配分が検討され、最適な原価や人件費が算出されて、最適な売価が算出されます。理論上はwww

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