ITコンサルティングしていての話です。
【経緯】
去年からずっとコンサルティングしている会社さんがありまして、社内で情報共有が出来ていないので、ITツールで共有できるようにしたいという事で、Kintoneなどを活用しています。
ですが、社員さんがウソの報告をしてきたりなどで社長が困っていました。
で、社長は、「まだ社員がKintoneを使いこなせていない!」と嘆いていました。
【よくよく聞いてみると・・・】
さて、そこで社員さんに直接インタビューしてみました。
なぜ、ウソの報告を上げたのか?
社員さんの言い訳として、「社長に本当のことを報告すると、怒られ、正論で論破されるので何も言い返せないので、いつも報告していないです」との事。
ここで皆さんはどう思いますか?
A.ウソの報告を上げる社員が悪い
B.報告できる環境づくりをしていないのが悪い
C.両方悪い
ちなみに、Kintoneはもう関係ない事はおわかりでしょうか?
単にこれは、その社員さんと社長さんの人間関係の問題です。どんなツール使ってもウソの報告を上げるでしょう。
【答え】
BからのCというのが私の判断。
この会社さんだけではなく、他の会社でも、社員さんがウソの報告したり、報告自体しなかったりと言う事例をいくつも見てきました。共通しているのが、報告先の社長や部長が理攻めしたり、社員のせいにしたりするところです。
ただの理攻めなら良いのですが、反論不可なのでだんだん社員さんが委縮してしまい、話さなくなってゆきます。
なので、まずは社員さんが報告しやすい心理的な環境づくりが重要です。
そのうえで、相談や報告を上げない社員さんがいたら罰するべきです。
そんな理攻め、反論不可社長や部長に話を聞くと
「正しい事を言っているだけ」
「正しい方法を教えている」
「間違えは誰でもあるから攻めていない。教えている」と言います。
ですが、社員さんの捉え方はそうではありません。
実際に、横で聞いていると、確実に論破していますw 反論の余地なしですね。
もし情報共有が出来てないない社内だと思われる方がいれば、まずはご自身の姿勢を疑ってください。
私が今まで見たところ、ほぼ100%の確立で、社長やれ部長やれ、が犯人ですww