社内の情報共有の原因は経営者にあり

よく社内の情報共有が出来ていないので、何らかのツールを利用して解決したいと相談されることがあります。実際に、話を聞くと確かに共有できていません。
この話をされる今のところ全ての事業所さんに共通しているものがありました。 

【相談内容のほとんどが・・・】

相談頂く内容のほとんどが、
経営者「社員が相談などをしてくれない」「社員が勝手にやる」「社員が問題のエスカレーションをしない」「言った言わないなどが多い」
などです。

その一方、社員さんに聞き取り調査をすると・・・
社員さん「言いづらい」「言った言わないなどが多い」「紙面やメールでやり取りすると電話にしろと言いう、けど、言った言わないが多い」「相談しずらい」「社長が勝手にやっている」

など、両方の言い分を聞くとこんな感じでした。

【実際に現場に入ると】

実際に、現場に入って、つまり社長→社員、社員→社長の情報自体を追わせてもらったりしたところ、原因はズバリ!今のところ100%社長、経営者に原因ありです。

【経営側の何が問題か?】

社員さんは、「言いづらい」「言った言わないなどが多い」「紙面やメールでやり取りすると電話にしろと言いう、けど、言った言わないが多い」「相談しずらい」「社長が勝手にやっている」
と言うわけですが、

「言いづらい」「相談しずらい」・・・相談しやすい雰囲気作りが経営者がしていない

「紙面やメールでやり取りすると電話にしろと言いう、けど、言った言わないが多い」・・・経営者が自分都合。またこのパターン、だいたい経営者が忘れててミスしておりそれを認めない

「社長が勝手にやっている」・・・そもそも社長が情報共有できていない

【情報共有の基本はコミュニケーション】

情報共有の基本はコミュニケーションです。なので、経営者は一番コミュニケーションを重要視する人間としてまた、環境づくりする人として立ち回るべきでしょう。では、どうするべきか?
・失敗を理攻めしない
・相手の話を聞く
・自分のミスを認める
・意見を求める
・運用ルールに従う(自分ルールを押し付けない、使わない)
・まずは自分から情報共有をちゃんと始める
です。

これが出来ていないとどんなITツールを導入しようが、上手くは行かない事が多いです。
先日のフジTVの会見の内容でもそうでしたね。コンプラ委員会に情報共有が出来ていないなど、社長直々にミスがあったと言えそうです。

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