Webサイトと言えば、おしゃれ、カッコいい、かわいい・・・など色々なデザインがあります。
Webサイト制作屋さんとして、Webサイトのデザインとは何なのか?を論じてみます。
【いまだ勘違いされるWebサイトのあり方】
多くの方が、それはプロのデザイナーも含めた、一般の方、発注者のサイトオーナーの方、が、Webサイトのあり方として、
・おしゃれかどうか?
・デザイン性
などの、見た目にこだわるかと思います。
ですが、これは間違いです。
なぜなら、Webサイトの基本は、「24時間働く広告塔」なのです。
広告塔なので、その目的は、いかに集客できるか?つまりいかに商品やサービスなどが伝わるか?なのです。
【ありがちな間違い1:デザイナーのオラオラ】
Webサイトはデザイナーのデザイン性や芸術の表現の場ではありません。
なので、オラオラしてはならないのです。
デザインかっこいいけど、よくわからない、使いづらいってありませんか?
【ありがちな間違い2:サイトオーナーの自己満足】
サイトオーナーの言いたい事、伝えたい事と、ユーザーさんが知りたい事、求めている事は違います。
今まで制作してきましたが、それが一致した事はほぼありません。
よく例として、
サイトオーナー「うちのホテルは、長期滞在向けでキッチン装備。しかもキッチンが、オシャレで非日常を味わえる空間なんだよ。それをアピールしたい」とあった場合、
ユーザーさんが知りたいのは、
・調味料や器具の完備
・スーパーなどの買い出しは近いのか?
・長期滞在なら使いやすい導線、使いやすいキッチンがイイ
・長期割あるの?
というのがリアル。キッチンのおしゃれ加減はそこそこでよいわけです。
【ならデザイン性が悪くてよい?】
いいえ。
そこからがプロの見せ所。
伝えたい事をユーザー目線で翻訳し、言葉にし、それを可視化(デザイン化)すると、
・デザイン性がよくて
・わかりやすいWebサイト
・見ててストレスが無い
・コンテンツがスッーと入ってくる
ものになります。
それを現実にするには、Webディレクター、ライター、Webデザイナーの3名が最低必要になります。
デザイナーさんだけだと、オラオラなデザインになりがちで、Webディレクターさんだけだと、わかりやすいけど教科書みたいな味気ないものに・・・となります。