どうもDXが誤解されている

https://metidx-gov.note.jp/n/nb8cbb8dc65ff
行政DX最先端:生成AI活用に向けた挑戦

ということで、行政も頑張ってくれてはいるようですが・・・
これはDXではなく、ただのIT化なのですが・・・
先日も、DX化について講師が来て勉強会をしてくれたので、出席したのですが、それもIT化でした。
いまいちど、DXとは何なのか?を見直して欲しい所です。

【DXとは?】

言葉の意味は割愛します。
DXは、論理的には行政上では存在しえないのです。なぜなら、「DXされた=変革された」になりますので、別何か置き換わるというレベルではなく、ガラリと変わるという事になります。
例えば、住民票で考えてみます。
申請→申請記録→発行→発行記録→住民の手元→送り先(住民票は必ず誰かに提出されますから)
という業務であるでしょう。
DXするなら、
住民票そのものが無くなり、揮発性のある暗号化されたデジタルデータに置き換わって処理されるなどです。どうなるか?
申請→役所のシステム→送り先 です。ここまでくればDXと言ってもよいかもですが、本質的にはIT化から抜けきれていない気がします・・・そのくらいDXとは、全く違うものに変わる事と指しています。

行政においてDXがIT化から抜けきれないのは、入口と出口が決まっているからだと私は思います。
しかしながら、民間ビジネスではそれ自体が変更されます。

【中国のDX例】

前にも書きましたが、深セン市でのあるお弁当屋さん
お弁当配送自動運転のトラックがオフィス街に到着→会社員の方たちが、QR決済でお弁当を買う→お弁当の売れ行きがデータ化される→お弁当製造が天気、オフィス街の場所などによって最適化される→ロスが減る
普通のお弁当屋さんが、そんなことになっています。

DXとIT化の大きな違いは、既存業務をITツール類で置き換えるのかどうか?置き換えてるとIT化、違う方式になるとDX化と言えそうです。

ですが、DXにこだわる必要はそもそもないのです。
ITコンサルタントの私から言わせれば、そんなのどうでもよくて、とりあえず業務効率化、合理化を構築してはいかがでしょうか?その際に、人間系と機械系で分けられ、共存してゆきます。そこに差別化が生まれたりしますし。

日本人はAIやDXなどカッコいい単語に弱いように思えます。

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