先日、ITコンサルティングをしてた時の話。
事業所が小さい場合は、社員さん一人一人に課題についてインタビューします。
課題については、愚痴、文句、アイデア、業務課題などいろいろ伺います。その中に真の課題が埋まっている事が良くあるからです。
とある社員さんのお話。
「うちの社長って、私の仕事手伝ってくれないんですが、何してるんですかね?」
私もサラリーマン歴の方が長いので、社長って何してるんだかよくわからないと思ってましたwww
そこで、サラリーマンあがりの私から経営者のオシゴトについて説明します。
【経営者のオシゴト】
前提として、どんな事業所でもどんな規模でもほぼ同じと思ってください。これは最低やるべき事だと思われます。
1.財務管理・銀行交渉
会社運営のお金の流れ、意味などを理解把握・管理します。その中には銀行との交渉などもあるでしょう。社長ってそういう事しないといけないんです。
2.戦略策定
事業規模によって作る戦略が増減しますが、基本的には経営戦略は最低携わります。
経営戦略を作成もしくは、作成されたものをフルチェックします。
3.社内外打ち合わせ
私のようなコンサルタントとの打ち合わせから、取引先や大手顧客との打ち合わせです。
大企業なら部署長や役員との打ち合わせも発生します。
4.営業利益、売上管理
大企業なら、上がってきた売上数字や利益数字の管理や報告を受けます。中小なら自分で作成した表から自分で分析したりします。その後、次の作成や施策、戦略との整合性や照らし合わせを行います。
5.課題の確認
社内の課題、競合や法律など社外の課題の報告を受けたり、見つけたり、対応策を考えます。
ここまで基本です・・・・と、その社員さんに説明してあげたところ
「うちの社長もそんなような事、独り言言ってました・・・そういうことなんですねぇ・・・」
私「はい。社長があなたの仕事を手伝ったら、それらの仕事誰がします?となりますよね。なので、ぼっーとしてる時を見かけてもそっとしておいてあげてください」
事業所によっては、私のようにコレに付随して現場仕事が入りますwww
なので、「社長って忙しい」という定説になるのです。