先日、ある会社さんのITコンサルティングをさせていただきました。
事業所や案件にもよりますが、基本的には最初に行うのは課題の抽出。
ITコンサルティング案件においては、経営者もしくは経営陣からご相談を頂くことがほとんどですが、経営者・経営陣の方々は、いろいろな課題をお話ししてくれます。
ですが、もう1つ重要な視点があります。それは従業員さんたちから見た課題です。
【課題にはいろいろある】
経営者・経営陣が認識している課題と、従業員さんの見ている課題は、どちらが正しいともどちらが間違ってるとも断言できません。課題には、大きく分けていくつかあります。
・愚痴
・業務課題
・経営課題
・要望、相談
です。
この中で重要そうなのは、業務課題と経営課題に見えますし、実際にも重要です。
ですが、「愚痴」・・・この中はさらに細分化することができて、致命的な課題が潜んでいる場合があります。
【愚痴を細分化すると】
もちろん、案件によりますが・・・
・ほんとに愚痴
・ヤバイ、経営課題→当然放置できない大問題。だいたいにおいて、愚痴→経営課題になるものは最重要課題
・ヤバイ、コミュニケーション課題→非常にデリケートで難しい問題です
・労使的な課題→違法になりがちな問題
こういったものが潜んでいる可能性がありますが、特に「ヤバイ、コミュニケーション課題」は、ITコンサルティング案件ではなくなりますし、こじれた人間関係なので、修復方法が難しいといえます。
【事前に防ごう】
「ヤバイ、コミュニケーション課題」は、ある程度事前に防げるのではないかと思います。
経営者と従業員さんのコミュニケーションの問題なので、経営者の方は自身の身の振り、言動を見直す必要があります。私もですが、経営者は常に自分が正しいと思いがちです。反省して謝る気持ちを常に持たないと従業員さんとうまくやっていけませんよね。