前回の続きです。
本題の病気詐欺についてです。
【病気詐欺へ】
その後、いつも通り日常的なやり取りが1週間くらい続きます。
そして、ある日、病気詐欺が始まりますw
ここからの流れは、数日にわたってやり取りした内容です
キム「返事が遅れてごめんなさい。風邪をひいたみたいで寝込んでいました」(返事が1日遅れただけ)
私「コロナじゃない?まだアメリカでもあるんでしょ?」
キム「いいえ、ワクチン打ってるからコロナではない。ごはんも食べていない」
私「え?なんで??軍にいるのだから、病院や仲間がいるでしょ?」
キム「私に仲間なんていないわ。しかも病院行くのに、軍用の保険証(厳密には違いますが便宜的そういいます)をなくしたの。だから実費で病院に行かなければならない。さらに最悪なことに、銀行から現金を下ろせない。なぜかアカウントロックされてしまって・・・」
私「では、どうやってごはん食べているの?軍の人がアカウントロックされるの??上司に相談したら?」
キム「こんなこと頼むのおかしいかもしれなけど、頼れる人がいないの。3000ドル(日本円にして40万くらい)貸してもらえない?病気が治ったら、バルチモアに戻る予定だから、すぐに返せるの」
私「どうやってかすの?そもそも銀行からお金下ろせないんでしょ?」
キム「知合いの銀行口座に振り込んでもらえれば、取りに行けるの」
私「なんで?あなたは仲間がいないと言っていたじゃない?そいつが信用できるの?」
キム「軍施設の調理師で女の子がいる。その子にお願いするわ」
私「その子は友達??仮にその子の口座に私がお金を振り込んでも、彼女が振り込まれていないと嘘ついてネコババしたら?」
キム「そんな事ないわ。そんなことしたら絞め殺すよ、私軍人よ?」
私「風邪ひいてるんだよね?そんな事できないのでは???そもそも家族にお願いしたら?」
キム「私、みなしごなの」
私(親戚、韓国に居るって言ってたよなwwアホだなこいつ)「仮に私が助けるとして、キムに直接お金を渡さないと意味がないと思う。周りが信用できないならなおさらじゃない?」
キム「何かアイデアあるの?」
私「あるとも!TC(トラベラーズチェック)を郵送しよう。キムのフルネームと住所を教えてくれ、あと電話番号も」(もちろん、この時点で私は詐欺師だと知っていますw)
TC(トラベラーズチェック)は、言うなれば国際小切手です。通常は、こんな風につかいます。
日本円をドル建てのTCに変換します。見た目は紙きれ。TCの裏にはサイン箇所があります。利用する時に、サインをして現地の銀行窓口で現金化します。なぜこんなことするかというと、海外で大量の現金を持ち歩くのは危険ですので、TCにして持ち歩きます。TCなら盗まれてもサイン(日本語)が出来ないと現金化できません。
私のこのTC作戦は、TCに予め日本語サインをして、キム(詐欺師)に郵送し銀行で換金しろというものです。
当然ながら、彼女はフルネームと住所、電話番号を私に伝えないと私は送れません。
あえて、追い込んでみましたww どうでるしょう?
数日後、
キム「私、いま、シリアの米軍基地にいるの。なのでTCでは難しいと思う。」
私「郵便局に確認したら住所さえわかれば大丈夫と言っているよ、詳しい住所を教えてくれ」
キム(シリアの米軍基地のかなり怪しい住所を送ってくる)
私(当然、これは怪しい住所なので)「キム、この住所は正しいか?郵便局がこれではだめだ、もっと詳細を教えてないと送れないと言っているよ。君の所属部隊と役職も教えてくれ、電話番号も。届いたか確認したい」
キム「なぜ、そんなことが必要なの?ほかの方法があるはずよ!」(この時点で病気はどうしたのでしょうか?www)
キム「いい方法があるわ!暗号資産で送って」
私「暗号資産はやっていないので無理だ」
キム「あなはた、私を助ける気があるの?」(何言ってんだこいつ?ww)
私「あるとも!何とかしたいと思うよ!ちょっと待ってて、もっと良い方法を思いついた!」
ということで、一旦ここまでで、次回また書きます。