https://news.yahoo.co.jp/articles/33bb96b022997e2b6d89a4e6ce4586034110e9a7
iPhoneにマイナンバー機能 首相、アップル社と合意へ
とのことで、実はこの時点で失敗していると思われます。
【背景を考える】
マイナンバーの普及、利用率が政府としては課題認識がありそれを促進するために、無理やり使わせようという背景ではないかと思われます。
なぜ、利用率、普及率が政府の目標値に至っていないのか?(普及率は政府発表で70%以上のようですが・・・ほんとなのか)
この原因や課題について、とんでもない解釈をしていると思われます。
【国民が悪い】
政府側の行動パターンから、国民が協力的ではない、あるいは理解できていない、努力義務を怠っていると、原因・課題について解釈しており、結論的には国民が悪いと思っているのでしょう。
保険証に限らず、一部の投資用の口座を開くにもマイナンバー登録が義務となっておりでないと口座が開けないようになっています。また、そもそも最近の政府のいろいろな施策は、全て国民に対して過酷なものばかり。
ですが、自分たちはちゃんとやってる感もあるようなので、国民の感情を逆なでするような事や恩着せがましい内容(定額減税を給与明細になど)が、多いですね。これらの点から、国民へ責任転嫁していると思われます。
【間違った経営者と同じ】
間違った経営者の方が、ITツールや社内のIT化で失敗する事例と同じでして、それは「無理やり使わせること」です。なぜ使わないのか?をしっかりと見ない解決できません。
もちろん、時にトップダウンが必要ですが、それは状況や課題内容によります。
今回のように、国=会社、政府・首相=経営陣・社長、国民=社員 として考えたら、なぜ国民(社員)は利用しないのか?をしっかりと認識しないといけません。
利用しない理由を見ないで、一方的に国民(社員)に責任転嫁して、強引に進める・・・間違った経営者のやり方と全く同じです。
そのため、このプロジェクトは既に失敗しています。たとえ普及しても、後手が多く出てきます。
なぜなら、ほぼ同じプロジェクトや案件、いっぱいあるからです。