俺的ネオ6次産業 宮古島ハーブティー 商品開発

通販事業において、新たに商品開発を行いまして、長文ですが、開発バックグラウンドなどのぶっちゃけ話、書きたいと思います。

【事の経緯】

そもそも、通販業務を始めたのは、代表たる私がアフィリエイト会社でSEしてたので、ECやY!や楽天さんなどのこともよく知ってるからというのもありますが、そのバックグラウンド・スキルで「宮古島で特産品作る!」という、目標がありました。

宮古島の特産品
ご存知ない方のために、少し話が脱線しますが書きます。
サトウキビの生産量は国内No1 宮古島。マンゴーの生産量は国内No1 宮古島。他に葉タバコ、カボチャなどなど実はいろいろ作ってますが、その中身をシビアに見ますと・・・
・サトウキビ 補助金ビジネスで、政府に生殺しされている事実。
・マンゴー 生産量は宮崎の3倍だが、認知度は3分の1未満、値段も半分未満。輸送力が課題。
・葉タバコ JTの契約栽培。ここ数年、喫煙者の減少で新規葉タバコ農家は募集していない
・カボチャやゴーヤなどなど JAからの搾取農産物で、農家さんが困っている。
そこで、私はネットを使って野菜・果物で特産品を作ることに、努力してきました
が・・・ここで問題発生。

生産量が少ない
需要は見出せました。そして、顧客もいます・・・が、生産量が圧倒的に少ない。
販路は作っても、いつも取引先にゴメンナサイです。
一方的に言い分と言いますか、愚痴を言わせていただくと、
もう少し農家さんに生産研究をお願いしたいです。東京農大の先生も協力してくれたりしているのに、島外にも研究者がいるはずなのに・・・生産者さんの話を聞いているといつも、ご自身の脳内で完結した方法で失敗・・・。毎年新たな課題と戦うならわかるのですが、毎年同じ課題・・・。
もうイヤになってきました。
が、どうも諦めきれない性格で、
「よし、加工品なら大丈夫だろ!」と、ハーブティーという加工品へ走り出します。

【ハーブティーの課題】

ハーブティーは、タイなどの外国産が安価です。また、国内産もありました。
通常通りに、宮古島ハーブティーを作っても、高くて売れる見込みゼロでした。

レモングラスの畑

生産プロセス
最初の課題はここでした。
ハーブティーをティーパックに入れるにあたり、その作業プロセスができる工場が沖縄県にはありません。
なので、沖縄県内でティーパック化をするには、手作業か、内地の業者へ依頼しなければならず、いずれにおいてもコスト高になります。
実際の金額を計算してみると・・・島内で手作業と内地業者への依頼がほぼ同額なのです。
逆にこれはちょうどよいと思いました。
島内の障がい者の方に依頼しよう!ということで、夢工房さん
に依頼することにしました。

カットしたレモングラス


肝心な味ですが、当初試作品は他の国内産に敗北でした。
原材料のハーブは、レモングラスとローゼル(通称ハイビスカスティー)。
農家さんが、1次加工をしてくれます。
そこで農家さんがいろいろ研究してくれました。
味で負けない完璧な製法を見つけ出してくれました。

粉砕のきめ細かさが違うので味と香りが全然違う

値段
それにおいても、値段を下げることはできません。
特に障がい者の方たちには、金銭的な確かなフィードバックを持ってほしいという気持ちがありましたので、仕入れ値は下げれません。
ここに来て、今まで通販で培ってきたマーケティングと、Web制作で培ってきたターゲティングが助けてくれます。
それは「誰にどうやって売るか?」です。
今回のハーブティーは、宮古島に来た方の贈答お土産用品という位置づけ。
なので、見栄えがよく、確かな品質のお土産を期待するユーザーさんにターゲティングしました。

パッケージどうする?
上記のターゲットに売るにあたりパッケージが課題になりました。
通販でも販売してゆきたいものの、パッケージにこだわると通販時の送料がバカ高くなりました。
例えば、缶や化粧箱はかさばるので送料が上がるのです。
そこで、さらに考えたのが、通販用と店舗販売用(店販用)で、パッケージを分ける作戦です。
それぞれで最大限の高級感を持たせつつ、送料を抑えたパッケージングです。

こちらが店頭販売用。今後、ホテルなどに置かれる予定です。
こちらが通販用。プラスチックケースではないので送料が安い

【俺的ネオ6次産業化】

正直思うのが、6次産業化は絵に描いた餅になりがちになるという事です。

成功されている6次の方は、非常に少ないのが事実なのと、成功されている方々を研究すると、共通なのは、「販路」「マーケティング」です。
生産者さんの熱い気持ちは理解できますし、必要なのですが、通訳する人が必要です。

販売者が6次化するネオ6次
私は、マーケティングとターゲティングを前提とした方法で取り組んでみました。
まだ、成功するかはわかりませんが、理論上は、うまくいきそうなところなのですが・・・^^;。
誰に?何を?どうやって?届けるか?を構築した上での商品設計です。
競合他社の商品を調べ、そのターゲット、ペルソナを調べなど徹底的に調べた上に作り上げた商品です。

失敗しても悔いなし
やれるだけ、調べるだけ調べて世に送り出すので、仮に売れなくてもヘコミマセン。
先日、沖縄ファミマの商品開発部長さんともお話する機会があり、この商品についてお話ししたところ、「そこまでやられた上でも、売れない時はありますし、しばらくすると売れる時もあります。こればかりは、何とも言えませんが、やれることはやられてると思います」とのお話。

もともとの6次産業化の狙い
事の発端は、1次生産者の収益アップと1次生産者の熱い思いが消費者に伝える事です。
しかしながら、2次や3次などは今やより専門性が高まり、余計に経費と時間がかかることになります。ネオ6次化は、販売者が1次、2次に近づいてしっかりマーケティングやターゲティングして、生産者さんの熱い思いを知りたい消費者の方に、上手に伝える事だと定義してます。

【この商品のゴール】

今回の商品がうまくいったら別の企画も既に準備してます。
この商品のゴールは、実は障がい者の方にしています。
この商品がヒットして、特産品として全国に周知された時、多くの障がい者の方の手作業が必要になるものと想定しています。
正直書きますと、私は作業してくださる障がい者の方を戦力だと位置づけしてます。
彼らにもその認識がされた時がこの商品の特産品化の成功だと思っています。
そんな宮古島の障がい者の方が、儲かっちゃって、「海外旅行行くので、仕事少し休みます」とか言うかもですネ。

【最終的な商品はこんな感じ】

ギフト用になりますが、こんな感じです。
現在はハイビスカス(ローゼル)の生産がおいつかないので、レモングラスティーだけのギフト用になります。

商品の特徴
・特別な加工方法により、一般的なハーブティーよりも香り高く味わ深い
・無農薬栽培のレモングラス使用
・生産から加工まで全て宮古島内
・お母さんや祖母などいつもお世話になっている方へのギフトに

ご購入は、こちらからhttps://paripari.art-de-nature.com/itemdetail.php?item_id=f0120200312111645

【商品開発に必要な事】

詳しくは後ほど書きたいと思いますが、ここをぜひ心してほしいところです。それは「誰に、どんな風に、消費してもらうか?」です。
宮古島の商品でも見ていると、そういう商品設計がされていないで販売されているものがほとんどだと思います。
どうしてそんな事を言えるかというと、パッケージなどの見た目と商品金額や売り場が全くあっていないからです。
あと1つ言えることは、生産者は自分で商品開発はしない方が良いと思います。通訳してもらう人が必要です。その熱い思いは、時にただの押し付けになる可能性がある事を意識するべきと思いました。

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