これを知らずしてECサイトを始める事なかれ(6)

前回のECサイトをホームページで始める場合のショッピングモールを利用時のメリット・デメリットを書きます

【ショッピングモールを利用するメリット、デメリット】

ショッピングモールとは、楽天市場、アマゾン、Yahooショッピングやヤフオクも含めます。

メリット
・最初から人が集まっているので、集客が比較的楽
・初期導入が安価
・全てできているので操作方法を覚えればすぐに出店できる
・始めるから出店までが早い

デメリット
・以外と運用コストがかかる
・マーケティングが難しい(顧客データは取れない・渡さないモールが多いので)
・モール内競争になるため、価格競争やモール内ルールに縛られる
・初期導入費が思ったよりかかる
・各モールによって客層や販促活動は異なる

大きな課題1・モール費用

楽天市場やアマゾンを利用する際に、売上の2.5%や5%という通称ロイヤリティーというものを目にします。
ありがちなミスとして、このロイヤリティーだけを手数料として考える方があります。
どうしてこれがミスなのか?といいますと、
お客様はカード決済される場合がほとんど。その時のカード決済手数料は、EC側負担になります。
ですので、これも加算します。また、アマゾンの場合は商材によってロイヤリティーが変わります。
なので、モール費用については以下をリストアップして検討するべきです。
・初期費用
・月額費用
・ロイヤリティー
・カード決済手数料(カードによって異なる)
・売上の振込手数料
・アフィリエイト負担はECか?モールか?
・ポイント負担はECか?モールか?
・振込は末締め翌月払いか?
・その他のモール独自ルール
アフィリエイトは初めて出てくる単語ですが、後程、広告について説明する時に。
私はアフィリエイト会社出身なのでよく知ってますw。

大きな課題2・モール独自ルール
アマゾンがやっかいです。
アマゾンに出店の場合、100万円の売上がすぐに振り込まれることはありません。
アマゾンの場合は、 引当金といって100万円の売上のうち、半額がアマゾン側に2週間プールされます。
なので、短期間ですが資金繰りがきつくなります。
「Amazonマーケットプレイス保証」を獲得すれば、引当金は解除されますが、獲得条件はブラックボックスです。

大きな課題3・意外と初期費用がかかる

楽天市場とYahooショッピングはかかります。
これは楽天市場やYahooショッピングに支払うお金ではありません。
我々のようなECサイト構築屋やWeb制作会社に払うお金です。
どういうことか説明します。
皆さんが、ECサイトを始めるにあたり楽天やYahooショッピングに出店してもすぐに売れません。
下手するとずっと売れません。
理由は、皆さんの売れている競合他社は、我々のようなWeb制作会社に楽天やYahooショッピングでのサイトデザインや商品画像を作ってもらっているからです。
それも単に作るだけではなく、既に研究された商品ごとによる購入されるための魅せ方を武装してとなります。
それは科学的根拠から導き出されたデザインと技術があります。
ECサイト初めての方が楽天市場に出店して売れたのは20年前の話。確かに今でもそのような方はいなくはないですが激レアで、何万ある人のわずか。アイドルの世界と一緒です。ほんの一握り。
もちろん、我々みたいなWeb制作会社に依頼したから確実に売れるわけではありません。
まあ、このあたりはジャニーズだから全員売れているわけではないのと同じです。

大きな課題4・利益計算の仕方が難しい

モールに出店するとロイヤリティーがとられますが、それは売上に対して加算されることがほとんどです。その売上とは、消費税を含んだ金額になりますので、利益の計算方法が難しくなります。
(例)
11000円(税込)を売りました。ロイヤリティーは5%です。この場合、
→消費税は1000円
→ロイヤリティーは550円で、11000 x 0.05 = 550円 になります。
となると、11000 – 1000 – 550 = 9450円が皆さんの手元に残る売上です。
この中から粗利を出さなければなりません。こう見ると一見簡単ですが、実は、皆さんが原価に粗利を乗せて売値を考えると、パニックになります。シンプルに売値を先に決めてから、粗利計算することをお勧めしますが、原価に粗利乗せて計算されたいのであれば、話が変わります。

大きな課題5・モールによる客層

以下、私の経験談ですが、これは客層批判ではなく、「そういう客層なので、そういう戦略をするべき」という話です。どれが良いとか悪いとかの話しではありません。
楽天市場・・・昔ながらのお客様中心感。金額しか見ないお客様が多い。安く得をしたい傾向が強い。
Yahoo!ショッピング・・・お試し感が強い。一部、根強いリピーターが生まれる。
Yahoo!オークション・・・値段のみ。価格競争。
アマゾン・・・意外と値段を見ていない感が強い。スピード重視の方が多い感じがする。
ふるさと納税・・・よいもの、オリジナル感を求めているので地方は助かる。少しセレブな方が多い感じ。クレームなども少なく対応が楽。

次回はレンタルカートについて書きます。