これを知らずしてECサイトを始める事なかれ(4)

カード決済と資金繰りについてです。ECで一番のワナかもしれません。

【カード決済を 導入するにあたり】

まず、カード決済を導入の指標を書きます。
EC始めるから必ず付けなければ、ならないわけではありません。
カード決済はあるに越したことはありませんが、よくわからないウチは導入しなくてもよいかと思います。
正しく理解された上で導入することをおすすめします。
カード決済を導入する決め手は、
”注文が増えてきて、イチイチ銀行振込の確認するのが面倒になってきた!”と思い始めてからです。

カード決済を導入するにあたり、通常はカード決済代行会社と契約します。
イプシロン、ASJペイメント、GMOペイメント、ゼウス・・・いろいろな会社があります。
カード決済代行会社との契約は、もし皆さんがホームページでECサイトを立ち上げたのなら、ECサイトが出来上がってからでないと、契約はできません。
Yahoo!ショッピングや楽天市場、アマゾンなどを利用する場合は、彼らが代行の代行をしてくれているので、契約の点は無視して大丈夫です。

一応ですが、ECサイトを初めて最初からすぐに売れませんし、最初すぐに売れる商品は大体において値段勝負な商品です。値段勝負なので、他店で安く出されるとそちらに流れてしまいます。

【カード決済を導入する時の注意点】

1.カード決済の売上はいつ締め、いつ支払か?
 ★非常に重要★ですが、資金繰りと関係しますので、後述します。とにかく、締日と支払日を抑えてください。
2.手数料は?
 売上の何%取れるか確認しましょう。もちろん、その分のせて売値を変更してよいと思います。VISA・Masterとダイナース、アメックスで異なる場合が多いです。
3.与信料はあるか?
 これは1回の通信費の事で、お客様がカード番号や有効期限を入力して「カード決済購入」のボタンを押して購入することを想像してください。その時に、 「カード決済購入」 ボタンを押すと、カード決済代行会社がVISAやMasterへ確認の通信を行います。この通信費の事を与信料と言います。
与信料は、1円~100円と幅広く。仮に100円の場合は、カード決済されるたびに100円取られることを覚悟ください。仮に、お客様がカード番号などを間違って5回くらい入力し直ししますと、500円取られます。
4.月額費用は?
 月額20,000円だが、手数料が安いなどいろいろあります。このあたりは、売上と計算して決めなければなりません。
5.注文のリードタイム
 カード決済された料金を、いつまでに確定もしくはキャンセルにするかの期間です。
一般的な在庫抱えている商品を売るのであれば気にせずでよいのですが、予約商品や受注生産の商品の場合は考えないといけません。
弊社のケースでは、マンゴーを予約商品としてカード決済していまして、以下の感じです。
・予約は4月から受付だが、発送は7月
・お金は予約時にカード決済で先にもらう
・カード決済のリードタイムは2ヶ月以内。2ヶ月以内に確定かキャンセルしなければならないが、もちろん確定処理する
・お客様には商品が届く前に、カードの引き落としが発生する(このことをお客様に周知する必要があります)
・台風でマンゴーが全滅し、7月に発送できなくなった
・全額返金処理は、お客様全員にメールやTELで振込口座を教えてもらう
・振込手数料は弊社持ち
・振込作業が発生(時間コストをロストする)
です。このようなリスクを承知の上で、予約商品や受注生産商品をカード決済しなければなりません。

ちなみに、このリスクは通販だけではなく、レンタカー屋さん、宿泊施設、などの「事前予約の現地消費型商品」なら全てにあり得る話です。そのような商品専用のカード決済代行会社もありますが。

【資金繰りに気を付けよう】

★非常に重要★
です。
間違えると黒字倒産などのリスクがあります。
まず、資金繰りについて簡単に説明します。

[資金繰りとは]
今、自分の手元に現金(銀行口座)で、いくら残っていて、支払いはいつなのか?売上はいつ入金されるのか?の事です。かなりはしおってますが、簡単にはそのようにとらえてください。
では、ECサイトで置き換えます。

[ECサイトで例えると]
まず、1/1の自分の預金を100万円とします。仕入をして、送料をクロネコへ払うものとします。売上も全てカード決済だったとします。
・1月 売上100万 仕入50万 クロネコ送料30万 でした。しかし、支払いは2月です。
・1月の仕入50万の支払い日は 2/10、クロネコ送料の支払日 2/30 でした。
・1月の売上100万(カード決済)は、4月1日に入金されるとします。

上記の場合を時系列で現金を追いかけるとこうなります
1/1 残金 100万
2/10 50万の支払したので、残金50万
2/30 30万の支払したので、残金20万
3/1 残金 20万
残りが20万円です。
ここで問題です。ここから2月の売り上げが150万円だった場合どうでしょうか?
・売上が上がる=仕入も上がる
・売上が上がる=クロネコ送料も上がる
です。
残り20万円しかないのに、どうのように支払うのでしょうか?
4/1まで待ってもらいましょうか?
銀行から借入しますか?残念ながら、銀行はお金のない人には貸しません。

これが”黒字倒産”です。4/1には100万が入金されますが、それまでお金が回らない、支払いができない状態です。
この流れで行くと、売上が右肩上がりの状態では現金が残らない事を意味します。

ECの運営上でこのようにならないためには、以下を検討頂く必要があります。
1.入金を翌月にもらうこと
 カード決済の話に戻りますが、カード決済されたお金がいつ入金されるかがここで重要になってきます。1月のカード決済分は必ず最低でも2月内にもらう事を激しくお勧めします。他の入金も全てそうです。
大きい会社さんへ卸なども発生するでしょう。ですが、必ず末締め翌月払いで、前月の売上は翌月にもらう事。これをしてもらえないのであれば、取引しない方が無難だと思います。

2.仕入は翌月以降に支払う
 仕入先に迷惑をかける事はよくありませんが、お人よしに現金で仕入れるなどは避けた方が良いです。
理想は、売上金が入金された後に、仕入やクロネコ送料を払うことが理想ですが、それは難しいので1月の仕入は2月のどこかで支払うなどが現実論になると思います。

これを一言でまとめると、”入金・出金は全て末締め翌月払いにする”です。
カード決済に話を戻しますが、以前はカード決済代行会社の一部では、2か月後に入金するというプロセスでした。なので、売上が上がれば上がるほど、現金が残らないという意味不明の現象を私も体験しました。
この現象はアマゾン出店でも発生しますので、その点について後程説明します。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA