これを知らずしてECサイトを始める事なかれ(3)

支払方法を決めよう!カード決済や銀行振込などのワナを書きます。
実は、通販で最初に落ちるワナの1つです。ここは絶対に理解してほしいところです。

【支払方法あれこれ】

支払方法は多ければ多いほどよいと思うかもしれませんがそんなことはありません。
まずは種類から書きますが、これは2020年2月現在の時点です。今後も想像もつかないような支払方法が増えるでしょう。
・銀行振込
・カード決済
・代引き
・電子マネー
・コンビニ払い
などでしょうか?それぞれについて、メリット・デメリットを書きますが、よく検討されてください。

【銀行振込】

必須です。これはしないなんてありえませんが、次の事にしっかりと留意する必要があります。

1.オンラインバンキングできるようにすること
 通帳記入なんて愚かな事はしないでください。最初に書きました”時間コスト”の無駄です。
銀行はどこでもよいと思います。できれば、入金されるとメールが飛んでくるところが良いです。
ゆうちょ銀行が入金されるとメールが飛んできます。

2.他行への振込手数料が安いかポイント制で無料になるなど
 楽天銀行がそうなのですが、ポイントためると他行振込へ割当できます。
なぜ、他行への振込手数料を気にするかというと、クレームなどで返金する場合に備えてです。

3.入金期限を決める
 おすすめは3営業日です。私の経験では、3営業日過ぎても入金しない方はしません。逆に買う気があって銀行振込で注文される方は3日以内に振り込んでくれます。
入金期限が長いということは、ECサイトはその商品を予約として在庫しなければならない点を忘れないでください。在庫がギリギリだけど、早くさばきたい時に銀行振込待ちだと商売しづらいですよね?

【カード決済、電子マネー】

これについては、長くなるので別途記事を書こうと思います。

【代引き】

 原則お勧めしません。特に青果物や食べ物ならお勧めしません。正直、私にはメリットが見いだせません。
確かに一部のお客様は代引きを依頼してきますが、それは全体の何%でしょうか?そのうちの何%が代引き以外は絶対買わないでしょうか?
代引き手数料は、配送業者で決まりますでの予め契約時に相談してください。
メリット:お客様が届いた時に支払になるのでECサイトへの不安が払しょくできる。

デメリット:たくさんありますので、以下に書きます。
デメリット1 代引き手数料
予め代引き手数料はどちらが負担するかを明記しますのと、配送料によって変わるなど変則的な点も考えないといけません。

デメリット2 受け取り拒否
お客様が受け取り拒否をする場合があります。この場合の商品の返送料はECサイト負担です。最悪ですね。送料が2重に係る挙句に、生ものだと再販できません。

デメリット3 受け取り拒否いたずら
故意に受け取り拒否をする方がいます。病んでますね。

【コンビニ払い】

あまりお勧めできないです。
コンビニと直接契約ではありません。 これはカード決済の時に一緒に申し込みます。
カード決済は、カード決済代行会社と契約し、その代行会社がどのコンビニに対応しているかがわかります。
流れとしては、お客様にはコンビニで支払うための支払いコードなるものを、メールで自動的にお知らせ、あるいは、コンビニで支払うバーコードが書いてある画面が自動的にお客様に案内されるので、ECサイト側は特に気にする必要はありません。

以下にメリット、デメリットです。

メリット:カードがなくても銀行に行かなくてもお客様が支払えるので、広い層の方が購入可能。現代において、そんな方がどのくらいいるのかは疑問ですが・・・

デメリット:
・コンビニ決済の手数料が高い。5%~7%ぐらいは覚悟しましょう。
・またリードタイム(支払い期限)が長く7日~10日あります。これは前述の銀行振込の入金期限と同じ悩みで、商品をそのお客様のために7~10日間、据え置きしなければなりません。在庫があと少しだけど、買う人が他にもいそうな時に、コンビニ決済されると嫌ですね。

次回は、カード決済について書きます。資金繰りと関係するのでとても重要です。